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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第七十七話 私たちはとことん抗って見せます!あなたの書いた筋書き(シナリオ)そして運命に逆らうことができるのならば!!
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く殺しつくさない限りは。」
「閣下は良識派が目障りですの?」
「単一な調度品の中に、一色くらい違うものがあった方が目の楽しみにはなるわ。」
シャロンはそう言っただけで、どうこう手を打つ気配はなかった。ただ、監視だけは継続してするように指示を出しただけだった。むろん、彼女の進路を阻むような動きがあれば直ちに抹殺する決意はいささかも揺るいでいない。


かくして、台頭してきた主戦派の勢い、そしてのその背後にいる在野の声を首脳陣は無視することができなくなった。最高評議会議長は主戦派の考えをいなすことなく、それを受け入れてイゼルローン回廊にこの要塞をワープアウトさせてイゼルローン要塞に対抗する旨を発表したのである。同時に帝国に対しては「和平条約」の有効期限延長なしを期限切れとなる7月31日をもって通告する旨を最高評議会は決定していた。
「1年そこそこしかたたぬというのに早くも再戦ですか。」
あきれたものですな、とまではいわなかったが、宇宙艦隊司令長官は苦々しい顔を浮かべてブラッドレー大将のコーヒーを飲んでいた。
「不服か?半年以上も昼寝をしていれば、そろそろ飽きが出てくると思うがな。」
今や全惑星の中でも著名なコーヒー党として鳴らしている統合作戦本部長殿はフン、と鼻を鳴らした。
「そう言う問題ではありませんが・・・・。」
「平和は長い方が良いなどと言いたいのか?そりゃそうだ。こと非力な女子供、老人などはみんなそう思ってるさ。ところが頭に血が上った若い奴らは違うのさ。手元に切れ味の良い刀があったらそれを試し斬りしたくもなるというわけだ。」
「面目次第もありません。」
ブラッドレー大将の言う「若い奴ら」を抑えきれなかった責任の一端は自分にもある。シトレはそう痛感していた。
「お前のせいじゃない。あの要塞建設を決め込んだのも政治屋、今度の出兵を決め込んだのも政治屋、皆政治屋が悪いんだ。そういうことにしておけ。さもないと、心痛で寿命が縮まるぞ。」
「はっはっは。いっそ本部長閣下のようにそう割り切って考えられれば、苦労はないのですがな。」
シトレは笑ったが、そこには寂しさがにじみ出ていた。
「割り切れないのならいっそ宇宙艦隊司令長官をやめろ。ま、そうなればなったで軍はイノシシ野郎をお前の後釜に据えて、それこそイノシシ並に突き進むだろうよ。あのどでっかい要塞を先頭にしてな。バカな奴らだ。要塞一つ出来上がったからといって、それが遥か皇帝の鎮座ましますオーディンにまで進出できるなどと幻想を抱いているんだからな。」
「そうはならないと思っていらっしゃいますな?」
シトレの質問にブラッドレー大将はじろりと後輩をみつめ、サイフォンから新しいコーヒーを手ずから二人の茶碗に注いでやった。
「当り前だろうが。」
ぐいとコーヒーを飲み干したブラッドレ
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