暁 〜小説投稿サイト〜
サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
377
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


その日の夜、サトシは不思議な夢をみた



夢の中



サトシ:「、、ここ、、どこだ?」



夢の中で、サトシは荒野に立っていた。



サトシ:「人も建物も何もない、、とりあえず
歩いてみるか、、」



夢の中で、サトシは荒野を歩いた。
不思議な事に、普段見る夢と違って
いつもより意思がはっきりしている。



サトシ:「おーい、、ヒロシー!
ヒカリー!、、誰か居ないかーー?
カツラさーん!マリナさーん!」


呼びかけても、当然ながら周囲には
サトシ以外誰も居なかった。



サトシ:「、、どこだ?」



サトシが立ち止まると、場面は急に変わった。





〈謎の里にて〉



サトシ:「、、あれっ、急に村みたいな
とこに来たぞ」


サトシが周囲を見渡すと、土や石で出来た
家のような建物が点々と並んでいた。
見るからにして、明らかに今の時代とは違う
ものだった。


サトシ:「俺の居る世界とは違う、、、。
もしかして、ここは古代の場所、、」


スッ(サトシの横)


コラッタ:「、、、」


サトシ:「うわっ、、、コラッタ?」



タタタッ(横切るコラッタ)




サトシがその場に(たたず)んでいると、
コラッタが横切り、サトシが目で追って
正面を見ると、村は急に人で溢れていた。



サトシ:「いつの間に人が、、、
でも、着ている服からしてやっぱここは、、」


里の人は皆、男女とも薄黄色の布を(まと)っており
サトシはここが太古の時代だと理解した。



サトシ:「あのー!すいません!」



村の人:「、、、」



サトシ:「あれ?、、、すいません!」



サトシは人に話かけたが、誰1人サトシに
返事を返す人は居なかった。
返事を返さないと言うよりは、サトシの
存在に気づいていない様子である。
それに加え、人々がやりとりをしていても
話し声が聞こえず、音すらも聞こえなかった。



サトシ:「何か喋ってるけど何も
聞こえない、、、」


そして、溢れていた人は皆
同じ方向に歩いて行った。




サトシ:「どこ行くんだ?、、、よし!」


サトシは後を追って行き、しばらくすると
少し大きめな家にたどり着き、
村の人々が集まっていた。



サトシ:「みんなここに集まって、
どうしたんだろう、、」



サトシが人混みの中から顔を覗かせると
家の中が見え、中では小柄で白髪の生えた
老人らしき人物が祈祷のような事をしており、
複数の人がそ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ