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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
3部分:第一話 ある日常の風景
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か跳んでいったりするけどな。そうこうしている内に、葵紋病院へ到着。中に入り薬局へ保険証と処方箋を渡してしばらく待つ。


「おや、悠里くんじゃないですか」


話しかけてきたのは葵紋病院の院長の息子、葵冬馬。真面目故に極端から極端に走った典型。すごい頭のいい秀才君。後にガチで両刀になるとは思えない。


「珍しいですね。どこか具合でも悪いんですか?」

「いや、鉄爺の薬貰いにきただけだよ。貰ったらすぐ帰るし」

「それは残念です。悠里と楽しい一時が過ごせると思ったんですが……」

「おいおい若、素で悠里をナンパしようとしてたのかよ……」


後ろから来たのは冬馬の幼なじみ兼付き人、井上準。頭脳、感性、体力よしの高い能力を持ったスーパーマン。それを言ったら泣いて喜んでいた。


「とても魅力的な方ですからね、悠里君は。声を掛けないわけにはいきませんよ」

「サラッと言うかよ……つかその格好、今日も走ってきたのか?」

「まぁな。大した距離じゃないし」

「普通は自転車で行く距離だろ……」

「流石は悠里君ですね」


川神市を軽く一周する程の体力を持つ悠里にとって、この距離は問題ではなかった。少しでも身体能力は確認したかったし。
その後、三人で談笑している内に薬が来たので貰い、悠里は病院を後にした。
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今日は車の車検何ですけど……
いくらかかるのやら……

なにせ13年ものですからね〜

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