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シークレットガーデン〜小さな箱庭〜
第一章
第一章 物静かな看護師の闇  -荒くれザンク編- 1
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未来の事、絶対に他人無言って言われてたのに〜〜〜!!
 ついっ言っちゃったぁ〜〜〜!!あたしのバカバカァァ)」

ポンポコと自分の頭を叩きだした。全く状況が把握できていないルシアは取り敢えず

「…えっと、もしかして……ランファは未来人なの?」

と聞いて見ることにした。…が返ってきた答えは

「ちゃっ、ちゃうねんっ!」

「………ちゃうねん?」

だった。
「あ、あたしは……そう! 超すごい占い師で超超能力者なのーー!」

とっさに作ったような 嘘まる出しの話をしだすランファだったが

「占い師と超能力者って矛盾してない?」

天然なのかルシアは普通に聞き返す。

「してないしてない、してないでよ〜〜とっ! あはははは〜〜」

…が適当に受け流がされ「この話は終わり」と無理やり中断させられた。


「で、旅をするってまずどこに行くの?」

半ば強引的に仲間になったランファは色々な荷物を持つルシアの横を手ぶらでゆうゆうと歩く。

「う〜ん、まずは僕がいつも仕事を貰っている隣町に行こうかなって。
 あそこならいろんな情報が行き来してるだろうし」

「ふ〜ん、隣町ねぇ〜」

なにやら意味深な顔で言うランファにルシアは少しちゃかしを入れて

「ん? 隣町でなにかあるの? 占い師さん?」

と聞いてみたが

「さぁ? 過去が変わったから未来も少し変わってるだろうから、歴史のことはわっかんないなぁ〜」

「……れきし?」

期待していた返事とは全く違うものが返ってきた。

「あっ!ううん、今のなし!なんでもない、あたしのただの独り言っ!」

すぐにまた「なんでもない」とお茶を濁し話をうやむやにするランファなのであった。

「……??」

さすがに天然・鈍感・朴念仁・の三拍子が揃ったルシアでも 少し変だと思ったが
二度も助けてくれた命の恩人を疑うのはさすがに失礼だと、これ以上ランファに探りをいれるのはやめようと思った。
それに、こんな有頂天でバカッぽい子供にそんな器用な事ができるわけないと思ったからだ。


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