暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜想い出の船で〜
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


「懐かしいなぁ」

「うちらにとっては想い出の船やからねーーー」

「舜君とかも懐かしいでしょ?」

「俺にとってはお前らほど時経ってないもの」

「あ、そうやったな」


かつて彼らが世話になった思い出の戦艦、アースラの艦内。

そんなことを話しながら、そのアースラの内部設備を整えて行くなのは、フェイト、はやて、蒔風の四人。
さすがに廃艦予定だけあって、中の設備はほとんど死んでいる。

まあ、機材はそのままだったから再起動させればいいだけなのだが。



蒔風の腕は戦闘は無理でも、日常生活には何の支障もない程度にくっついていた。
迅速なシャマルの処置のおかげである。


その蒔風がちらりとなのはの方を見る。




あの手紙があった日以来、なのはとは何度も話したが特に今までとは違う感じはしない。
蒔風にとっては、まあそれならそれでいいんだけどね、といった感じで、特にあの手紙の事を聞こうとはしない。

(このまま思いなおしてくれれば嬉しいからな)

とまぁ、そんなこんなで起動六課のアースラ移設が完了し、早速全メンバーを会議室に集合、これからの事を報告した。







「うちらが追うのはスカリエッティでも、ヴィヴィオでもなく、あくまでもロストロギア、レリックや」


切りだすのははやて。
だがその発言に、顔をしかめる者など誰もいない。


「ってーのは建前で?」

「そう、その途中にスカリエッティがおるから叩きのめすだけや。そんで、ヴィヴィオを救出する。この方針で、みんなええか?」


はやての言葉に、みんなが頷く。
しかし、なのはやフェイトは心配そうな顔だ。


「大丈夫?はやてちゃん」

「無理とかしてない?」


「大丈夫やって!!もううち無茶せぇへんもん。それに、三提督も他の上の人も黙認してくれることを確約してくれとる。なんでもこいや!!」



「現在、アコース査察官がスカリエッティのアジトを捜索していますが、まだ見つかりません」

「はやて、そのアコースって人は大丈夫なのか?」



はやての副官、グリフィスの言葉に蒔風が疑問を挟む。
それに対してはやては大丈夫や、と自信ありげに答えた。

なんでもアコース・ヴェロッサはあのカリムの義弟で、レアスキルも持っている、やり手の査察官らしい。
まず心配はないそうだ。



「チンク達ナンバーズから情報が得られれば良かったんやけど・・・・・」

「さすがというかなんというか・・・・腐っても天才だったよな、あのスカ野郎」




そう、施設で保護されているナンバース投降組から、スカリエッティのアジトの場所などの情報をもちろん
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ