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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヒロシside


クチバシティから船で渡ったヒロシは、
グレンタウンに到着した。



グレンタウンにて、、、





ヒロシ:「グレンタウン、久しぶりだな〜」


ヒロシはグレンタウンの町中を
目指し、タクシーを使って駐在所へ向かった。




30分後、、、



タクシー運転手:「3500円になります」



ヒロシ:「ありがとうございましたっ」



ブロロロ(タクシー)




ヒロシ:「、、、ここが駐在所か」



グレンタウンに一つしかない駐在所。
ここに、先日に出会ったおばあさんの娘、
フブキ巡査がいる。


しかし、、、



ヒロシ:「、、、誰もいないな、、」



駐在所の中を覗くと、中には誰も居なかった。



ヒロシ:「、、ちょっと待ってみるか」



ヒロシは駐在所の前で
少し待ってみる事にした。







ヒロシ:「指名手配犯か、、、」(掲示板)




暇つぶしに掲示板の指名手配の
ポスターを見るヒロシ。ポスターには、
犯罪等で手配された犯人の写真や、
空き巣、詐欺に注意!等と記されている。




ヒロシ:「駐在所と警察署が
1つずつしかないのに、この街大丈夫かな」



グレンタウンには、
警察関連の行政機関がグレン警察署と
フブキ巡査の居る駐在所しかないのだ。



ヒロシがしばらくポスターを
眺めていると、、、





おばあちゃん:「あのぅ、兄さんや」



ヒロシ:「、、、はい?」



ヒロシは通りすがりのおばあちゃんに
話しかけられた。



ヒロシ:「どうしました?おばあちゃんっ」



おばあちゃん:「息子の働いている
会社に行きたいんじゃが、場所が
わからんでのぉ、、、。お兄さん、
お巡りさんじゃろ?息子の働いている
会社まで連れて行ってほしいんじゃ」



ヒロシ:「息子さんの会社まで?」
ヒロシ(勘違いだけど、まぁいいか)


おばあちゃんは、ヒロシに住所の
書かれてあるメモを渡した。
見たところ、結構高齢なおばあちゃんだった。



おばあちゃん:「今日、息子が会社に
行った後に電話がきてのぉ。
これがないと困るみたいなんじゃ」


おばあちゃんは膨らんだ封筒を見せた。




ヒロシ:「、、、ちょっと待って下さいね」
ヒロシ(もしかして、、、)


ヒロシは携帯でメモに記されている
住所を検索した。すると、、、



ヒロシ(やっぱり、、。ここの会社、
数年前に閉鎖されてい
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