暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と沖縄の蛇達
第十一幕その四
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「彼等から直接聞いて」
「そのうえで」
「動物園の人達にお話をして」
「そしてだね」
「しっかりとしてもらうんだね」
「そうだよ、そして彼等は」
 ヒヤン、ハイ達はです。
「この動物園で暮らしてもらうんだ」
「ずっと」
「これからも」
「そうなってもらう為に」
「聞いてお話をするんだね」
「このことは極端だけれど」
 ここで先生が前置きをしてお話をすることはといいますと、
「リュウグウノツカイはね」
「あの深海魚」
「八条水族館に剥製のある」
「凄く形の変わった深海魚」
「具体的なことは殆どわかっていない」
「若し彼等のことがわかっていれば」
 その場合はといいますと。
「ひょっとしたらだけれど」
「水族館でも飼育出来る」
「それが出来るかも知れないんだ」
「生態系を知っていれば」
「そうしたことも」
「勿論飼育してからもね」 
 動物園、水族館等といった場所で。
「生態系をさらに知ることになるけれど
「まずはある程度の知識だね」
「それが必要ってことなんだ」
「その生きものの生態系のある程度の知識」
「それが」
「そういうことだよ、このことはどの生きものでも同じだよ」
 それこそというのです。
「だから彼等のことを聞くんだ」
「そういえばヒヤンさんやハイさんって」
「ずっと実際にいるかとかすら言われてたし」
「わかっていることはね」
「少なそうだね」
「うん、謎が多い蛇だよ」
 実際にそうだというのです。
「本当にね」
「だからだね」
「動物園に来てもらったけれど」
「その生態系も聞いて」
「それを動物園の人にお話するんだね」
「そうする為にも来たから」
 先生はとても真面目で誠実な人です、ですから彼等を動物園の人達に預けてそれで終わりにはしなかったのです。
「是非ね」
「うん、じゃあね」
「是非ね」
「動物園の中を観て回って」
「それから」
「彼等のお話を聞くよ」
 実際にとです、先生は答えてでした。
 皆をr連れて動物園の中を隅から隅まで観てそうしてここなら大丈夫だと確信してからです、ヒヤンやハイ達のところに行きました。
 そして彼等からです、直接お話を聞くのでした。
「皆のことを聞きたいけれど」
「僕達のことを?」
「そのことを」
「ここまで案内してくれたけれど」
「そのことも聞きたいんだ」
「そうだよ、じゃあね」 
 それならと言う先生でした。
「今からどうして暮らしているのか聞かせてくれるかな」
「うん、じゃあね」
「今からね」
「お話させてもらうね」
「僕達の詳しいことをね」
 ヒヤン、そして二種類のハイ達もです。先生に応えて。
 それでお話しました、そのお話は先生も他の誰も知らないことが実に多かったです
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ