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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic23-A新暦75年ミッド・プライソン戦役〜Outbreak of War〜
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『ゆりかごは恐ろしく強大な力を秘めている。だが発揮するには少々面倒な工程が必要だ。そのためには護りが要る。聖地より蘇る彼の翼・聖王のゆりかご。ゆりかごを護り地上に畏怖を与える親鳥・アンドレアルフス』

「ゆりかごの後ろに付いたあの巨大艦が、アンドレアルフスって奴か・・・!」

そんな“アンドレアルフス”の中央付近に、なんと滑走路があった。

『共に翔けし子鳥・ナベリウス、シームルグ、アンドラス、シャックス、マルファスが、地上に戦火を齎す』

その滑走路がズームアップされた。そこからシームルグなどの見慣れた戦闘機やマルファスという輸送機が次々と飛び立って行くんだけど、その中で「見慣れない航空機が先頭を飛んでる・・・」アリシアの言うように、全体的にブルーカラーで、デフォルメされた猫とネズミのイラストが翼に描かれてる航空機が他の機体を先導していた。。

「ちょっと! 滑走路にメガーヌ准陸尉たちが居るわよ!」

「「アギト!」」

「セッテ、オットー、ディード・・・」

滑走路には、防護服に変身し終えているメガーヌ准陸尉、側にはルーテシアとリヴィアとアギト、地上本部を襲ったシスターズの3人が居た。

『そして、地を這う鋼の龍・ケルベロスとオルトロス、咆哮たるディアボロス』

映像が切り替わる。どことも知れない(移動していなければ南部だとは思うけど・・・)荒野地帯。そこに「列車砲・・・!」が君臨していた。おそらくアレが“ディアボロス”。列車砲の前後から伸びるミサイルのように滑らかな車体と、複数の小型砲台を備えた装甲列車。アレが“ケルベロス”と“オルトロス”。

「クイント准陸尉!」

“ディアボロス”などの兵器を護るようにクイント准陸尉、廃棄都市区画で交戦したシスターズのノーヴェ、ディエチ、ウェンディの姿があった。そしてまたプライソンの映る映像へと切り替わった。彼はコツコツと靴を鳴らして歩いて行って、その先には・・・

「「ヴィヴィオ!」」

背もたれの高い肘掛椅子(おそらく・・・玉座)に座らされているヴィヴィオの姿があった。でも「フォルセティ!? フォルセティは!」はやてがモニターに張り付くようにして、フォルセティの姿を探すけど・・・。

「居らへん・・・フォルセティが・・・」

映像内にフォルセティの姿はなかった。フラつくはやてに「しっかりしろ、はやて」ルシルがそう言って、はやての両肩に手を置いて支えた。はやてはルシルの胸に顔を埋めて「そやけど・・・」不安げに呻いた。私ももう一度モニターを見るけど、やっぱりフォルセティの姿はなかった。

『管理局・聖王教会両勢力と俺たち。どちらがミッドチルダを支配するか、今日、決めてみようじゃないか!』

プライソンはヴィヴィオの顎から頬にかけて手で撫でたから
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