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ドリトル先生と沖縄の蛇達
第十幕その一
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                 第十幕  奄美大島で
 次の日先生達は久米島に来ました、この日もヨットで本島から朝早くに出発してです。
 そして島に着いてそこの森に入ってでした、今度はこの島にいるハイ達とお話をしました。
「そういうことでね」
「うん、じゃあね」
「私達が移住するわ」
 二十匹のつがいのハイ達が先生に応えました。
「その動物園って場所に」
「それでこれからはそこで暮らすわ」
「先生から聞くといい場所だし」
「是非ね」
「この森は離れるけれど」
「それでも」 
 こう先生に言ってでした、この島の動物園に行くと決めたハイ達も水槽の中に入りました。そしてそのうえで、です。 
 皆でヨットに戻りますがその帰り道で動物の皆が言いました。
「何かね」
「普通によね」
「進展がいいけれど」
「早々と進んでるわね」
「テンポよく」
「うん、渡嘉敷島と久米島は近いしね」
 昨日行った島とです。
「それに僕が生きもの達とお話が出来てね」
「ハイさん達のいる場所もすぐにわかるから」
「だからだね」
「すぐに会えて話が出来て」
「それで早く進むんだね」
「若し僕が動物とお話が出来なかったら」
 その場合はといいますと。
「とてもね」
「こんなに早くにはだよね」
「進んでないよね」
「ハイさん達と会うこと自体がとても難しいし」
「二十匹以上も一度に来てもらうとかも」
「しかも同意のうえで」
「全部出来ていなかったよ」 
 とてもというのです。
「どれだけの時間がかかっていたか」
「わからない」
「それ位なんだ」
「生きものの言葉がわかるかどうか」
「このことで全く違うんだね」
「僕が皆の考えがよくわかることも」 
 このことについてもというのです。
「言葉がわかるからだからね」
「このことが大きいんだね」
「何といっても」
「まずこのことがあって」
「それで進められるんだね」
「そうだよ」
 まさにその通りというのです、先生は帰り道に皆にお話をします。この日のお昼はもう食べています、この島のハイ達に会う直前に。
「まさにね」
「言葉って大事だね」
「それぞれの言葉が理解出来るかどうか」
「このことが大きいね」
「それだけで」
「そうだよ、若し言葉が一つなら」
 あらゆる人種、民族も生きものもです。
「世の中は凄く楽だったかもね」
「誰もが言葉が通じるなら」
「それなら」
「物凄く便利で」
「楽だったわね、確かに」
「そうも思うよ」 
 先生の今の言葉はしみじみとしたものでした。
「けれどそうはなっていないからね」
「ああ、聖書にもあるわね」
「バベルの塔だね」
「あの時から言葉は別々になった」
「そうあるわね」
「あれは言い伝え
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