暁 〜小説投稿サイト〜
ストライク・ザ・ブラッド〜空白の20年〜
第四話
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い当日━━
「なんか公務とかでバタバタしてて結局浅葱のやつに連絡出来ずじまいだったな、会ったときにどんな顔されるんだか…」
「先輩?早くしないと先方を待たせてしまいますよ?」
「ああ、悪いって、なんでお前らはそんな綺麗な格好してるんだ?」
「なんでって、アナタのお見合いに代理人としてついて行くからに決まってるでしょう?」当然のように紗矢華が答える。
「代理人って姫柊と煌坂なのか!?」
「当たり前です。先輩の監視役ですから」
「ほら、モタモタしないでさっさと行きなさいよ」
「マジかよ…」反論することよりも前途多難な自分のお見合いをどう乗り切るか必死に考える古城だった。
そうやって悩んでいる間に時間は過ぎてしまい気づけば約束の時間になっていた。
「先輩?そろそろ席につかないと」
「ああ、分かった。行くから先に行っておいてくれ」
「すぐに来てくださいね?」少し時間を開けて、覚悟を決めた古城は普段絶対に使わないほど豪勢なレストランに入っていく。
「こ、こんばんは。あ、暁 古城です。」
「そんなに堅くならなくてもいいんだよ、古城くん」
「お久しぶりです古城さん」ガチガチに緊張した古城を迎えたのは浅葱の両親の菫と仙斎だ。
「あれ、浅葱…浅葱さんはいらっしゃらないんですか?」
「呼び捨てで構わないよ。多分外にいるだろうから呼んできてくれるかい?」緊張する古城とは裏腹に仙斎は落ち着いている。
「わかりました、じゃあオレ呼んできます」
「ありがとう。古城くん、以前私が言ったことを覚えているかい?」
「前にですか。なんのことですか?」
「いや、覚えていないならいいんだよ」
外に出た古城は1通り浅葱を探したが近くにはおらず、ふと案内板を見ると屋上にテラスのようなものがあるようだった。

「浅葱?」
「古城?よくここにいるって分かったわね」
「まあ、なんとなくな」絃神島の景色を眺める浅葱には薄い色の着物がよく似合っていた。
「早く行かないと、親父さん達が待ってるぞ?」
「ねぇ、古城」古城の言葉は浅葱の耳には届いていないようだった。
「どうかしたか?」
「ごめんね、私のせいで」絃神島の遠くの水平線を見てそう言う浅葱に、古城は浅葱の言いたいことがなんとなく分かった気がした。
「いいんだよ、別に。色んな人のおかげで不自由はしてないしな」
浅葱は言わないだけで、自分のせいで古城が第四真祖であることを世の中にバラすことになったことを今でも後悔しているのだ。
「私、古城のために戦おうって思ったのに結局古城は普通の生活を送れなくなっちゃって…」泣きそうになりながら浅葱が言う。
「だからいいって、この体質になったときから普通になんて無理な話だったんだよ。それにあの時はああするしかなかった」
「でも…」
「オレは浅葱の気持ちだけ
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