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衛宮士郎の新たなる道
第21話 決意の口づけ
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士郎だが、相手である百代の方が顔を真っ赤にしていた。

 「私だって恥ずかしいんだ!なのに何時までもああしていれば分からないから、もしかしたらディープキスをした方が良いと思ったん、だっ!!」

 痴話げんか状態に突入すると思いきや、士郎目掛けて襲うとしていた軍勢に強烈な蹴りを入れてまとめて吹き飛ばす。

 「危ないっ!」
 『チッ!』

 しかし、いつの間にかに百代に迫っていたラミーを、ほぼ同時に来たシーマが剣で両者の間を遮り邪魔をする。
 それに対して追撃せずに距離を開けるラミーだが、今この軍神が睨んでいるのは先程まで戦っていたシーマでは無く、百代に対してだった。

 「助かったぞシーマ」
 「油断するなモモヨ!」
 「判ってる。けど私に考えがあるんだ」
 「考え?」
 「なにも聞かずについて来てくれ!」
 「良いだろう。任せようぞ!」
 『フン、加勢が有れば勝てるとでも?見縊るなボロ雑巾がっ!!』

 一時的に復活した百代とシーマが、本気を出した軍神へ向かって行く。
 
 
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