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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
181 二年目の終わり
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いですな。……よろしいでしょう」

ルシウスは脳内で算盤(そろばん)を弾き、どちらが不利益になるか≠考えて、その場で理事会からの脱会を宣言する。……何しろその日記≠ジネブラ・ウィーズリーに無断で℃揩スせて、ヴォルデモートの不興を買う事が半ば確定していた矢先の僥倖(ぎょうこう)だ。ここでダンブルドアからの提案を承諾しなければ、下手すればヴォルデモートに殺される。

「……では、近い内に」

「また会おう、ルシウス」

こうして二人の密談は終わる。

しかし、ルシウス・マルフォイは知らなかった。

……その日記≠ェどこぞの転生者≠フ手により双子の呪文≠ナ本物そっくりに複製されていて──その本に挟まれている二足の靴下がルシウスを通して屋敷下僕妖精のドビーに渡る様に実行≠ウれている事なんて。

ルシウス・マルフォイは、知らなかった。

SIDE END
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