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銀河HP伝説
地球を〇〇にする方法
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スキーよ・・・・。」
相手の思念波はそこでいったん途切れた。
「どうなっておるのだ?FPA48のセンターと我がWGE48のセンターのファン投票で、3万9027票も差を付けられておるではないか。」
「御意・・・。ですが、総大主教猊下、投票はまだ終わっておりません。全銀河の人口に比して3万428票の差など、たかが知れたものとお考えになりませんか?」
「貴様、今サバを読んだな。儂の眼はごまかせぬぞ。」
すかさず総大主教猊下の思念波が飛ぶ。
「よいか、ルビンスキー。此度の投票はのちにある総選挙における前哨戦となろう。必ずやこれに勝ち、地球のアイドルこそが銀河の中心たることを認識させよ。」
「ははっ!!」
ルビンスキーは深々と頭を下げたが、内心では絶望感で一杯だった。刻一刻と届けられる報告では差は開く一方だったのである。
「ルビンスキー!!」
声が鋭い調子になった。
「(票の取り込みを)漏らすなよ。」
そう陰惨な声は叫ぶように言い、通信は途絶えた。


1か月後――。
「私です、お応えください。」
ルビンスキーのややかすれた思念波が地球に送信される。
「私とはどの私だ?」
この上なく尊大な声が返ってくる。
「フェザーンの自治領主、ルビンスキーです。総大主教猊下にはご機嫌麗しくあられましょうか。」
「機嫌のよい理由はあるまい・・・・。わが地球は未だ正当な地位を回復しておらぬ。ルビンスキーよ・・・・。」
相手の思念波はそこでいったん途切れた。
「どうなっておるのだ?センター同士の投票でわが方は敗北した。それどころか、あれから発売されたニューシングルにおいて、FPA48はいざ知らず、帝国のローエングラムとかいう若造がプロモートしたAIL48のシングルにも差を開けられておるではないか。」
「御意・・・。ですがご安心のほどを総大主教猊下。ローエングラムなる者がいかに覇気に富もうとも、その基盤は未だに未熟で有り、ファンの層も大きくはありません。」
実際にはAIL(アンネローゼ姉上大好き!!)48が出したニューシングル「すべては私の手の中で」は15000万枚を飛ばすヒットとなり、WGE48が出した「あったか地球(ホーム)に帰りましょ」を軽く抜き去ってしまっていたのである。
「近く行われます総選挙において、我が方の粒ぞろいが必ずや決勝に残り、地球のアイドルこそが銀河随一であるという事を全国放送で示すこととなりましょう。」
「ルビンスキー!!」
声が甲高い調子になった。
「頼むから、負けるなよ。」
そう陰惨な声は、切々と祈るように言い、通信は途絶えた。


1か月後――。
「わ・・私です、お応えください。」
ルビンスキーの、憔悴しきった思念波が地球に送信される。
「私とはどの私だ?」
この上なくイラついた声が返っ
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