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堕ちた政治家
第六章

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 鱒弐についての検証がどんどん進められた、政治資金の使い方の公私混同ぶりも海外視察での贅沢さも政策も問題視されだした。
「とにかく政治資金の使い方が酷い」
「もう滅茶苦茶だぞ」
「旅館で会議したと言ってるけれどな」
「実際は家族旅行みたいだぞ」
「回転寿司屋で会議したから政治資金か?」
「回転寿司屋で会議なんか出来るか」
「書道で中国服買うのか」
 その購入にも政治資金を使っていてだった。
「自分のことどれだけ金を使っているんだ」
「しかも自分の金は出さないんだな」
「人におごる時はマクドか」
「しかもクーポン使ってそれでおごるか」
「セコい奴だな」
「品性卑しくないか?」
「ああ、相当にな」
 徐々に鱒弐への嫌悪感が湧き起っていた、それでマスコミもネットからの通報があまりにも多く話題に乗せだした。
 するとだ、ネットだけでなくテレビでもだった、彼の問題点が指摘されだした。
「これ酷いですね」
「ちょっとないですよね」
「公私混同もいいところですよ」
「というかどれだけ税金使ってるんですか」
「テレビや本では立派なこと言ってるのに」
「全然違いますよ」
 それこそというのだ。
「これは酷いですよ」
「最低ですね」
「何ていうかです」
「人として駄目ですね」
「政治家辞めるべきじゃないですか?」
 こうした意見も出ていた、それでだった。
 鱒弐を囲んで疑惑の追求がはじまった、だが彼は常にその場限りの釈明というか言い訳を繰り返してだった。
 余計に反感を買った、それでネットではだった。
 彼の検証が続けられた、その結果。
「外国から金渡ってるみたいだぞ」
「だからあの国の学校建てるって言ってたのか」
「こんなこともやってたのか」
「賄賂とか批判してたのにな」
「何でもかんでもあるな」
「疑惑の山だな」
「というか疑惑しかない奴だぞ」
 灰色どころか真っ黒だというのだ、それでだった。
 ネットは鱒弐の話題が常にトップになりテレビでも雑誌でも常に第一に扱われていた、この展開にだった。
 執拗に議員を辞職しないと言っていたが遂に辞職した、そして何処かに雲隠れしてしまった。その状況を見てだった。
 幹部は顧問にだ、党のビルの中で多忙なので買って来たアンパンを昼食にしながらそのうえで彼に言った、
「最悪の結末ですね」
「そうだね」
 顧問もアンパンを食べつつ応える、飲みものはパックの牛乳だ。
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