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ドリトル先生と沖縄の蛇達
第七幕その十一

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「そうしないといけないのね」
「一時とは、とはなれない」
 ジップの声もしみじみとしています。
「難しいところだね」
「皆また変なことを言い出したね」 
 先生だけがこう言います。
「何かわからないけれど」
「先生はこれだし」
「何も気付かないし」
「やれやれね」
「全く」
「安座間さんはいい人だよ」
 先生は安座間さんについて思っている感情はこうしたものです。
「沖縄でも真喜志さんと安座間さんというお友達が出来てね」
「よかったんだね」
「はいはい、お友達ね」
「先生ってお友達が凄く多いのね」
「いいお友達が」
「このことは確かに素晴らしいことも」
「いいお友達が沢山いてくれていることは」
 このことも先生の人徳故ですが。
 先生は本当に残念なことにです、その人徳がもたらしてくれるもう一つのことには全く気付くことがないのです。
「女の人のお友達がいるなら」
「それなら」
「もっとね」
「踏み込んだことを考えないのか」
「そこがわからないよ」
「何がわからないのかわからないけれど」 
 先生のコメントです。
「一体」
「うん、そうだよね」
「先生らしいコメントだよ」
「やれやれっていう」78
「本当に」
 もうお手上げの皆でした、ですが」
 あらためてです、先生に尋ねました。
「明日からのことだけれど」
「やっぱり僕達も一緒だよね」
「三つの島に行く時も」
「そうだよね」
「うん、皆とはいつも一緒だからね」 
 それ故にと答えた先生でした。
「明日からもね」
「やっぱりそうだよね」
「僕達はいつも先生と一緒だからね」
「何しろ家族だから」
「それでね」
「宜しく頼むよ」 
 旅行の時もというのです。
「安座間さんと真喜志さんも一緒だけれど」
「うん、皆でね」
「三つの島を回って行こうね」
「そうしようね」
「楽しくね」
「さて、彼等に会えるね」
 にこにこともする先生でした。
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