暁 〜小説投稿サイト〜
fate/EX=zero
天才少女の月旅行
番外編  クリスマスの花嫁
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「お姫様!メリークリスマスです!」

目を覚ますとそこは雪国……ではなくクリスマスの飾りで彩られたマイルームだった

バーサーカーは何故かサンタのコスプレをしている

「あー、悪いけどバーサーカー私たちはあくまでEX=zeroの時間で存在しているからクリスマスなんて訪れるはずが…何をいっているんだ私は?」

なんだか理解できないことを言った気がする

「なぁんてことはありませんきっとこの時空は本編と何ら変わりないifまたは型月のエイプリルフール空間みたいなものですよ」

なるほど、随分とわかりやすいたとえをありがとうバーサーカー

「それじゃあバーサーカーこれだけ教えて?今この時空はどうなってるの?」

状況を理解したら即行動

これ以上厄介な状況になるまえに回避したい

「はい、現在ムーンセルに封印されていた超強力、超危険、超有名なサーヴァントが脱走して月の聖杯戦争の有り方を変えてしまいました」

超強力、超危険、超有名なサーヴァント?

「それに対してムーンセルはある対策をしました」

「対策?」

「脱走したサーヴァントを捕縛或いは消滅させたマスターがムーンセルを獲得できるようになったんですよ」

「ムーンセルの優勝権がそんなことで手に入るの?」

随分と楽になったもんだ
万能の願望器がたかがサーヴァント1騎を倒すだけでいいなんて

「それで?一体どんなサーヴァントが逃げたの?魔術王?騎士王?英雄王?それとも神霊の劣化品か何か?」

「いえいえ、そんなおっかないものじゃないですよ」

「おっかなくない?」

バーサーカーは頭にサンタの帽子をかぶるとこう言った

「メリークリスマスですお姫様、逃げたサーヴァント 真名サンタクロースは現在ムーンセルのサーヴァントにサンタの属性を付与しながら逃げ回っています サンタクロースによってすべてのマスターに与えられた聖杯戦争の優勝権を正式な物にするためにサンタクロースを討伐してプレゼントを強奪しましょう!」
























「サンタクロースは仲間を召喚して現在も逃走中、迅速な対応をお願いしますね先生」

保健室でアイテムを受け取ると桜がそんなことを言った

「仲間を増やしてる?」

「サンタクロース脱走時に2騎のサーヴァントを召喚して護衛させているようです」

護衛……トナカイでも呼んだのだろうか?

「それから召喚されたサーヴァント達もサンタの属性を持っているため性質やクラスが変わっているのでチェックしておいてくださいね」








端末に表示されるサーヴァントのステータスが普段のものから大きく変わっている
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