暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
艦娘とスイーツと提督と・7
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「なんなんだよ急に。カロリーの話題持ち出して来たのはそっちだろ?」

「そういう現実を突き付けて来るような所はダメだと思います!」




「あのなぁ、俺だって聞かれなきゃ計算しねぇから。美味いもの食べてカロリー増えたら消費すりゃいいだろが。」

 これは持論だ。カロリー気にするなら食事制限よりも動け。食べてる最中に気にしてたら折角のご馳走が思う存分味わえないからな。

「そもそも、お前ら出撃で激しく動くからその位のカロリー消費はすぐだろうに。」

「そ……それでも乙女は気にするんですっ!永遠の課題なんですっ!」

「お、おぅ……。」

 そのあまりの剣幕にちょっとたじろいでしまった。

「あ、なら第七駆逐隊の皆にお土産として持って帰ってやったらどうだ?喜ぶだろアイツ等。特に曙とかあんこ大好きだったろ確か。」

「うっ……そ、それはそうなんですけど。」

「ん?何か都合が悪い事でもあるのか?」

「あれ以上うs……いえ、あの娘にカロリー与えちゃったら、更に格差が広がるんじゃないかと思って……」

「あ?あ〜……あぁ。」

 深くは言わないが察してしまった。主に脅威、もとい胸囲の格差社会的な意味で。

「まぁ……朧、頑張れ。何がかは解らんが。」

「は、はい……。」

 その後、結局残ったあんドーナツは持ち帰る事になり、翌日曙に

『あんな美味しい物食べさせて、太ったらどうしてくれんのよこのクソ提督!』

 と言いながら脛を蹴られた。なんでや。
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