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将棋について
第三章

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 勝負はお互いに駒を一つずつ動かしていくことで進んでいくよ。対局で先に駒を動かしはじめる側を先手その次は後手になるからね。その手を一手ずつやっていくことで勝負をやっていくんだ。盤の上にで駒を動かす場合には指すと表現して持ち駒を盤の上に置く場合は打つと表現するんだ。持ち駒は盤上の空いている場書なら大抵は置けるからね。行きどころのない場所に駒を置いたり縦のラインで歩一君や歩奈ちゃんは二つ置けないからね。ただし歩一君歩奈ちゃんが昇進していると置けるからね。あと敵陣の中で駒を打つ場合は昇進前の状態で打たないと駄目だよ。
 勝負は相手の王君、玉ちゃんを取るかもうどうしても取られるしかない状態、つまり詰みにすれば勝ちになるよ。基本王君玉ちゃんを取るよりも詰みの状態にするんだ。だから皆詰みを目指して進めていくんだ。相手が参りましたと降参、これを投了というけれど殆どはこれで決まるよ。そのタイミングは自分の番なら何時でもいいけれど詰みになるまではやるのが大抵だよ。戦意喪失したり相手にもう勝てないと思ったり殆どの駒を取られた場合は投了してもいいよ。時間切れや禁手、反則をした場合も負けになったりするよ、時間切れの場合は双方の駒の持っている数や格から勝敗を判断するよ。
千日手という手があってこれは問題なんだ、同一の局面が四回出た場合がそれで同一局面とは盤面と両者の持ち駒と手番の三つが全部一緒になった場合なんだ。これは原則として無勝負、指しなおしになるけれど一方が王手の連続で千日手となった場合は王手をかけた方の負けになるんだ。これは成立した手番には関係ないから自分が指した手で負けが決まる場合もあれば相手が指した場合で負けが決まる場合もあるんだ。普通の禁手みたいに自分が指した手で負けるとは限らないからルールでは禁手ではなくて禁じられた局面とされているんだ。連続王手の千日手は普通の禁手とは違う特殊な規定だから両方共連続王手の千日手とかではルールの不備が指摘されていたりしているんだ。
 あとお互いの王君、玉ちゃんが相手の陣に入ってお互いに詰ませることが難しくなった場合はお互いに合意のうえで判定で勝敗を決めたりするんだ。これで引き分けになった場合は持将棋というんだよ。プロの公式戦では大駒一枚で五点、小駒一枚で一点としてお互いに二十四点以上なら引き分けになるとされているよ。アマチュアの大会はそれぞれの大会で違うよ。
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