第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜北郷、援軍に助けられるのこと〜
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
矢が放たれ、次々と突き刺さっていく。
「ぐっ!」「ガァッ!」「ぎゃあ!」「ぐお!」「いぎゃ!?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオッッ!!
だが倒れ伏している兵に一人たりとも北郷軍はいない。
みな白装束である。
「ほう・・・あなたたちは・・・・・・!!!!」
于吉が驚愕の声を上げ、全武将が荒野の方を見る。
そこには・・・・・
「あのちっこい姿・・・・・・まさか・・・・・」
「さあ!魏の勇士達よ!!!我等の強さを、姿形だけの人形共に見せ付けてやれ!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!
現れたのは大陸最強の国家と謳われた、「魏」の旗を背後に靡かせ、その大軍勢を引き連れた、曹魏の覇王、曹猛徳!!
その眼光が捉えた敵を、彼女の手足が討ち滅ぼす!!
「愛紗!!こんなところでへばってるんじゃないだろうな!!」
「ふ、まさか。だが礼は言う!助かったぞ!春蘭!!」
「華琳!!!!来てくれたのか!!」
「あなた、私を捕虜にしたとき言ったじゃない。「特に自由を制限しない」って。だから私は私の意志でここに来たの。それと・・・・(ゴガン!!)」
「アダッ!?」
華琳が蒔風の頭を己の鎌、「絶」の柄で殴る。
「だぁ〜れが「ちっこい」ですってぇ?(怒)」
「聞こえてたのか地獄耳。あのクルクル髪実は集音器か?・・・いやはい、ごめんなさいごめんなさいあっはっは!!(ゴン!)イダッ!!」
華琳の援軍に態勢が再び傾く。
だが于吉はそうしている間にも次々と人形を生み出している。
「あいつの足元、なにかあるぞ」
「常識的に考えてこれだけの人形を短時間で休まず作り出すなんて不可能よ」
「舜、いくか?」
「よし・・・・・行くぞ!翠、霞!!道を開いてくれ!!」
「応!!」
「任しとき!!」
「春蘭!!あなたも行きなさい!!!」
「御意に!!」
「私も行くぞ!!」
翠と霞が「風足」で動いて白装束を蹴散らしていく。
道はすぐにひらけた。
蒔風と一刀が乗る馬が、愛紗と春蘭の援護を受けながら、一直線に于吉の立つ階段に突っ走る!!!
「む!?流石にきますかっ!!」
「オラァ!!」
蒔風が馬から飛び出し、右腕を振りかぶって于吉に迫る。
「させませんッ!!」
バチィ!!
だがその拳は呪術の防壁に阻まれ、弾かれてしまう。
「ATフィールドかよ!?いや、違うけどさ!!
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ