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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#34
星魔の絶戦 千変VS星の白金U〜Heart Of Connect〜
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ゃん?」
 己の裡で眠る存在、姿を視せていないが確かにこくりと頷くの確認すると、
意を決して吉田 一美は黄靄に霞むエントランスをくぐった。
 その瞬間。
「――ッ!?」
 いきなり、足下に不可思議な紋章と紋字を鏤めた、
昔TVで観たミステリーサークルのような図形が上下左右前後、
無差別に浮かび上がりソコから、硬い石面と壁面を無視して水面から顔を出すように、
スタンドの形態(フォルム)とは明らかに違う異形のナニカが一斉に湧き出した。
「き、」
 悲鳴を発するより先に、少女の瞳はその存在をはっきりと認識、
ドロドロに溶けたチェスの駒、或いは悪趣味な蝋細工、
しかし片手に持った剣は明確な殺傷力をギラつかせて押し迫る。
 ガシガシガシィッ! 異界から伸びてきた無数の手が吉田 一美の躰を拘束した。
 振り向いてはいけない曲がり角、捨てるコトによっておっかぶるスタンド能力、
エントランスを踏み越えるコトがその発動条件、
未知の(トラップ) は相手の驚愕など微塵も斟酌せず
剥き身の刀身を大挙して振りかぶる。
「きゃあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!
ライトちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!」
 悲痛な叫びと共に零れ散る涙を呼び水として、
怒れる天使の形相となった守護者(スタンド)
聖 光 の 運 命(スターライト・デスティニー)』 が溶けた蝋人形を
両手で鷲掴みにしながら出現し、
ソレを魚雷なような勢いで少女を取り囲む異形の暴徒に投げつける。
 同類を投げつけられた同類は互いに木っ端微塵になりながら弾け跳び、
山吹色の火の粉が飛び散る破片に視界を覆われた一団に、
紗衣で包まれた両腕のラッシュが高速で炸裂する。
『―――――――――――――――――――――ッッ!!』
 声は発しない、しかし無言の圧力と強烈な破壊音を伴って、
異形の暴徒は携えた武器ごと粉々、及び、グチャグチャに撃ち砕かれていく。
 女性型の細腕とは想えぬ破壊力、瞬発力、
前方180°は繰り出される聖光の弾幕によって微塵の隙間なし、
背後に回り込んで飛び掛かろうとする数体にも、
背に携えた両翼が蹴撃さながらの膂力を発揮し
脚のない土台を残して上体を殺ぎ飛ばす。
 窮地に於ける僥倖、というのでもなかろうが
スタンド 「本体」 の精神状態が恐慌に陥ったため、
それに対する 「防衛本能」 が能力の底上げを可能せしめた。
 承太郎と同じ 『近距離パワー型』 ではあるが、
彼女、吉田 一美のスタンドは主動操作(マニュアル)ではなく半自律運動(セミ・オート)に近いので
精密性が薄れる分本体の意
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