暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Cその日、ミッドチルダ〜Mission failed〜
[1/13]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
†††Sideすずか†††

ヴィヴィオとフォルセティを奪い返すためか、メガーヌ准陸尉とその娘のルーテシアが機動六課に襲撃を仕掛けてきた。でもそのために防衛戦力として隊舎に残ってた私やアリサちゃん、シャマル先生にザフィーラにアイリ、それにヴァイス陸曹は、それぞれの持ち味を活かしてこれを迎撃。だけどその途中でロングアーチとの連絡が取れないと言うことが判って、私とシャマル先生は念のために隊舎内に戻ってその様子を確認しに行くことに。

「ロングアーチ。誰か応答して」

グリフィス君やシャーリーに通信を繋げるけどノイズばかりが返ってくるだけ。酷い通信妨害を受けてる。そんなロングアーチの様子を確認しに行くために階段を駆け上がって、指令室へと向かう。そして指令室のドアの前に辿り着いて、ドアがスライドして「みんな!」声を掛けながら中へ入る。

「「え・・・!?」」

グリフィス君、シャーリー、アルト、ルキノの4人が床に倒れ伏してる光景があった。さらには機材がメチャクチャに壊されていて、火花を散らしては白煙・黒煙を上げていた。私はシャーリーとアルトとルキノ、シャマル先生はグリフィス君の側に駆け寄って抱き起こして「しっかり!」呼び掛ける。

「ダメ、完全に意識を刈り取られてるわ!」

私がいま抱えているシャーリーもグッタリはしているけど呼吸はちゃんとしている。とにかく「ここに居たんじゃ火に呑まれちゃう」から、みんなを廊下にでも避難させないと。1人ずつ懸命に廊下へと避難させていく。

「これ以上延焼しないように、せめて火を消しておかないと」

ひとり指令室に戻って、「リフリジレイト・エア・・・!」室内に強力な冷気の渦を発生させて鎮火させた。それからシャマル先生と話し合って、グリフィス君たちを緊急時の避難先として決めていた寮に運ぶことを決めたんだけど、どうも人手が足りない。助けを呼ぶにも念話も通信もダメだし・・・。

「とにかく! 引き摺ってでも・・・! むぅぅ〜〜〜!」

シャマル先生がグリフィス君とルキノの手を取って、ズリズリと引き摺って行く。それしか方法が無いよねって観念した私も「ごめんね〜」シャーリーとアルトの手を引っ張ってズルズルと引き摺って行く。出来るだけ怪我をしないように、スカートが脱げないように、そしてグリフィス君たちを襲い、指令室をメチャクチャにした犯人を警戒して、廊下を歩く。

「スノーホワイト。魔力やエネルギー反応はある?」

≪いいえ。隊舎内ではすずかとシャマル先生のみですわね≫

「そう。・・・リヴィアが居るかもって思ったんだけど・・・」

屋外にはメガーヌ准陸とルーテシアだけだったから、まず間違いなくリヴィアが居ると思ったんだけど。ううん、何かしらの魔法を使ってステルスモードに入ってるかもしれ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ