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不定期短編小説 《リア充爆ぜろぃ》
《非リアによって世界は回っている。》
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この季節。皆様におかれましては口癖のように「さっむ!」というような言葉が口からひっきりなしに飛び出していることでしょう。しかし、日本に住んでいる以上、それは至極当然の自然の摂理なのであります。自然の流れにのっとり、生物として非常に勤勉な態度で過ごしているということなのです。

しかし、この社会にはこの季節なのに「あっつい!」とか「暖かい」等という言葉を発する、愚か者ども、我々の双極として自然の摂理に怠惰な態度をとっている輩が存在することをご存知だろうか?

ご聡明な同士諸君には察しがついている事でしょう。そう、そいつらの名は『リア充』。彼らは普段より二人一組、オスとメス、つがいで行動するという習性をもった人種だ。
しかし、彼らの構造は我々とはさして変わらない。あえて言うならば、顔が整っているか、だ。畜生め。
そんな彼らがなぜ自然の摂理を逆流しているというかと、だ。

単純な話である。


♀「あ、雪。寒くなるのかなぁ?」

♂「大丈夫さ。俺たちの仲で雪も溶けちゃうよ?」

♂手を握る。

♀「暖かい.....」


お分かりいただけたでしょうか?これです!自然の破壊者!雪という子どもの一大イベントを壊す悪魔!地球温暖化の原因の九割!

天網恢恢疎にして漏らさず。彼らには待たずして天罰が下るだろう。しかし、世界は暖かくなってしまった。雪がふらず、外で遊ぶ気力をなくし家に閉じこもる子供たち。温暖化etc....この暖かい世の中を再び適した寒さに戻す役目は、同士よ、彼らの双極に立つ私達の役目である。さぁ今この世界を奴らの毒牙から救うのだ

ただ一言、彼らのそのイチャ付きぶりに対し最大限大きな声で叫べ━━━━━






「「「「「「「「「「「「さっむ!」」」」」」」」」」」」


★  ☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆  





「っらっしゃっせー」

入店音が鳴ったと思うと自動ドアをくぐり客が入ってくる。
俺はその客に向かって適当に声を投げかける。そして、白い息を吐きながらトイレの方へ一直線に向かったのを見届ける。トイレだけして何も買わなかったら盛大に舌打ちしてやろう。頭の中ではそんなことを考えられても、この体にまとわりつくような虚無感を感じ、俺はため息を吐く。

「はぁ.....」

このコンビニのバイトを始めたのはつい先日である。内容はレジ打ちをしたり、商品を棚に出したりと、偏見で予想していたものしかなく慣れる慣れないなんて過程もなしに、そつなくこなすようになっている。

しかし、憂鬱な気分は一向に晴れる気配はない。しかし、それも仕方ないのだ。不幸な出来事が重なったのだ。まずはその説明をさせて頂こう。


俺はこのバイトの前はこの街の遊園地で期
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