敢えて言おう。まだまだだね!!
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「「「なんじゃこりゃ〜!?」」」
「これは?!」
「ようこそ、リーブラへ。そして私達の歴史を知って欲しい」
そこから語られた話は、CE世界の人間には考えられない世界だった。
記録映像と、ヨハン達の記憶映像を混ぜた動画を見たのだ。
核兵器は禁止され、エネルギーとして太陽光システム。そして軌道エレベーター開発。
様々な紛争を経験した後、世界は三つの大国間に分かれ冷戦構造になる。
AEU、人革連、ユニオン。そして現れるソレスタルビーイングという存在。
武力介入を行うCBと三ヶ国の連合が、戦い。変革が起き始める…
FFの総帥ヨハンの説明もされる。
元々は体の良い捨て駒として、生み出された三人。
だが見返す事を誓い。雌伏を続け遂には、世界を…人々を変えた。
2年が経ち、ヨハンは軍のトップであると同時に特別国家の長になっていた。
世界は平和の意味を考え、緩やかに変わり始めた。
だが、地球外変異性金属異性体が来訪する。
イノベイターによる対話が行われ、ELSの真意を知る事になる。
クルー達とハルバートン提督は、各々差はあれど驚いてはいたが。同時に納得もしていた。
ある者はその操縦スキルの高さに、ある者は見識の広さに。
マードック等は太陽炉に興味深々の様子だったが……。
またムウは、ナチュラルであるコーラサワーやニール。グラハム等のパイロットとしての実力に唖然としていた。
キラは……タチハロをチラッチラチラっと見ていた。見かねたフレイに頭を叩かれたが。
「「……」」
「どうだね。我々からすれば、コーディネーターは新たな人類ではなく。強化人間の一種なのだ。
進化とは、人間が操作出来る物ではない。自然の成長と共になっていくものなのだよ」
「成程、目の前の未知なる機械とMS。そして戦艦と技術系譜が異なる事。
確かに君の証明はされたな。では具体的な展望を聞かせてくれ。
これは大西洋連邦のハルバートンではなく、一人の人間ハルバートンとして聞く。
どうやって、戦争を終わらせる?」
ハルバートンの問いは、全員の心情を言葉にした物である。
リーブラに来たもの達は感じたのだ。
決して虚言で言ったのではない。
具体的な道が見えているのだと、そしてそれは彼らには可能だと。
その目線を受けてヨハンは答える。
「三ヶ国に宣戦布告する」
彼らは、またしても茫然となるのだった。
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