暁 〜小説投稿サイト〜
IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
9話『決着と真なる決戦』
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「ん?」

「え?」

「なんだ?」

ウイングガンダムゼロ炎を纏った四季が現れたことでシャッフルガンダムに対する反撃を開始しようとした時だった。突然、カタパルトから一機のISが飛び出して来た。……黒式を纏った秋八である。

「秋八、お前何しに来たんだ?」

「決まってるじゃないか、あの未確認機を倒しに来たんだよ。援護を頼むよ!」

 そう言って雪片を構え瞬時加速(イグニッションブースト)で加速し、シャッフルガンダムに斬りかかるが、


『あっ』


 ビームも展開していないムラマサブラスターで殴り飛ばされる秋八の図。そのままアリーナの地面をバウンドしながら転がって倒れる。
 その瞬間それを見ていた者達の心が一つになった。『あいつ、何しに出てきたんだ?』と。一瞬だが、アリーナの恐慌状態も治まったあたり、出てきた意味は有ったのだろうか……








 管制室……

「あいつは……」

「あの方、何しに出てきましたの?」

「え、ええっと」

 頭を抱えている千冬に、本気で呆れているセシリア、フォローの言葉も出てこない真耶の図。内心、本気で穴が有ったら入りたい気分の千冬だった。幸か不幸かは定かでは無いが、箒だけはその光景を見ていなかったりする。








 アリーナ……

「さて、と。二人ともSEの残量はあんまり無いんだろ? オレがオフェンスに周る。凰さんは援護を、一兄は隙を見て零落白夜の一撃を当ててくれ」

 秋八の醜態を黙殺して一夏と鈴に指示を出す四季。

「あ、ああ、分かった」

「って、なんでアンタが仕切ってんのよ!?」

「いや、連携訓練も受けたことがあるし、DEMで」

 即席のチームの役割を支持したわけだ。三機ともパワータイプでSEを消費する雪片を持つ一夏はあと一撃……良くても二三程度が限界と判断し、同時にまだ戦えそうで援護が可能な武器を装備している鈴に援護に廻らせた訳である。

「アンタが援護じゃない理由は何?」

「……ヴレイブと違ってゼロ炎の遠距離武器は破壊力が高過ぎる」

「そう言う事ね」

 援護する所か敵ごと吹飛ばしかねない高出力の武装のみである。しかも、アリーナ内の武装で最強の破壊力を持つと自負しているわけであり、周囲を観客席に囲まれている以上、下手に撃つ事はできない。

「それだけど、オレに一か八かだけどいい考えがある」

「一か八って上手く行くの、それ?」

「ゼロじゃなきゃいいさ」

「あっきれた、確率はデカイほど良いに決まってるじゃない?」

「まっ、最悪一兄の策が失敗したら、失敗したらオレが単独で落せばいい。幸い、まだ奥の手がある」

「初めっからアンタが一人
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ