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ドリトル先生と沖縄の蛇達
第二幕その十一

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「魅力的なのに」
「何か基地ばかり言う人いるよね」
「まず基地ありきで」
「他のことには注目しないで」
「基地から入る人いるね」
「それはね」 
 先生は足てびちの後は山羊のお刺身を食べています、お箸はお話をする間も休むことなく動いています。
「どうかと思うんだ」
「基地ばかりにこだわることは」
「沖縄について」
「そのことばかり言うことはだね」
「沖縄のことをね」
 まさにというのです。
「見誤ってしまうからね」
「だからなんだ」
「先生はそうしたことはしないんだね」
「そうなんだね」
「そう、僕は軍事については」
 こちらの学問については。
「あまり縁がないけれどね」
「そうそう、先生はね」
「軍事とはあまり縁がないよね」
「戦争に行ったこともないし」
「軍隊に入ったこともなければ」
「軍医さんになることもね」
 そちらもというのです。
「お誘いすらなかったから」
「本当に縁がないんだね」
「色々と知ってるけれど」
「軍事に深く関わることはないね」
「基地にも」
「自衛隊についても」
 日本のこの組織についてもというのです。
「特に興味を持ったことはないね」
「そうなんだね」
「特に」
「うん、そうだよ」
 本当にというのです。
「僕の場合はね」
「だから空き地についても」
「あまり興味がない」
「そうなんだね」
「平和であるに越したことはないよ」
 先生は平和が好きです、平和が嫌いな人もそうはいないでしょうが先生もまたそうなのです。
「それでも軍隊は否定していないけれどね」
「銃やナイフも必要だしね」
「それを考えるとね」
「身を守る為には」
「だから軍隊も必要だね」
「どうしても」
「そう、だからね」 
 それでというのです、先生も。
「軍隊は必要なんだよ」
「何であの人達はそれがわからないのかしら」
「日本だけのことかしら」
「こうしたことは」
「そうかもね、若しアメリカ軍の基地がないと」
 その場合についても言及した先生でした。
「自衛隊の基地が出来るよ」
「じゃあその基地にも?」
「ああした人達って文句を言うの?」
「そうなの?」
「そうだろうね」
 このことは先生の予想ですがそう考えているのは事実です。
「あの人達は」
「何かテレビで観る限りあの人達の方が怖くない?」
「自衛隊やアメリカ軍より」
「凄く乱暴に見えるけれど」
「暴れていて」
「僕もそう思うよ、平和を守りたいのなら」
 それならというのです。
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