取材
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」
「そ、それならマスゴミ扱いされても……で、でも私は誠心誠意真っ直ぐな新聞をこの学園で発行しているの!だからお願いします!もしも捏造したら私のことボコボコにして良いから!!」
自分に向けてそう言い放ちながら真っ直ぐに頭を下げる薫子、彼女も僅かに捏造しようかなとは思っていたが流石にまずいと感じ取り絶対に捏造は止めようと覚悟する。頭を下げる姿を見たのと咲夜の言葉を受けて溜息をついて頭を上げるように促す。
「俺が捏造やらがだいっ嫌いだ。仮に捏造したら、いいな」
「はいっ!やったそれじゃあ早速インタビューをさせて貰って良い!?」
「ああ、その前にこの薬に火をつけて良いか」
「あっ噂の教師陣公認のお薬って奴ね、どうぞどうぞ。身体の調子を整える為なら駄目っていう資格無いし」
こうして薫子による霧雨 閃輝のインタビューが開始される。
「ええっとまず学園の印象は如何ですか?」
「悪い」
「おおうド直球なお言葉で……(汗)」
「当然。化粧や香水の臭いが強すぎて気分が悪くなるし俺を敵視し見下す女が多すぎる。俺がこの薬を吸っているのもそれが原因だ」
「あ〜……うん、なんかごめんなさい。女子生徒代表して謝ります……」
「お前に謝られてもな」
薬の吸殻を携帯灰皿に落としつつだから謝るなと促す。
「次ですけど、急成長し続ける会社"ファンタジスタ"の専属操縦士と言う事ですけど今後は如何なさるんですか?」
「如何、とは?」
「ずばり国家代表候補生になりたいとかありませんか!?」
「無い。制約がありすぎるしつまらん、今の立場の方が満足出来る。全てにおいてな」
「おっ〜なんとも会社愛に満ち溢れている発言!これはいいコメント貰えちゃった!」
瞳を輝かせながらメモを取っている姿がますますあの捏造記者に重なってしまう。少々不安になってきた。
「次にですがクラス代表にはそちらオルコットさんを指名したそうですが、理由をお聞かせ願えます?」
「実力が知れている方が確実だろう、それに」
「それに?」
「……いや辞めておこう、会社の都合だ」
「会社の都合……ああっまだ専用機の調整が終わりきってなかったからとか!!」
「そう言う事にしといてくれ」
「は〜い」
「そして次ですが、ズバリ!好みの女性のタイプは!?」
その瞬間食堂の空気が静まり変えり女性生徒達は必死に聞き耳を立てている。箒は一気に変わる空気に驚きアタフタしセシリアはあらあらと何所からか取り出した扇子で口元を隠しつつ笑い、咲夜は静かに紅茶を飲んでいる。
「……やっぱりそう言う事聞くんだな」
「そりゃ女性はこういう話題大好きですしお寿司!」
「(寿司……?)……好み……思慮深くが何処かお茶目、楽しく談笑が出来て完璧に仕事をこなし、共に居たいと思う
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