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アカシックストーリーNEO
アカシックストーリーNEO第3話
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運命に選ばれし者への誘い


「何で僕がこんな重大な任務に選ばれたのだろう……他にも司書がいるのに……」


地球に降り立ちなんどめかになるため息混じりの疑問、その彼の持つデバイスが懐から浮遊し現れた


《初めまして。私はコードZにあなたのサポートを端末で本型デバイスBOOKデバイス、リビレーションと申します・・・・・。レビとお呼びください。》


本から響いた声に驚くF、だが次第に冷静さを取り戻しながら、デバイス(リビに向き合うと恐る恐る声をかけてみた


「コードZが僕のサポートの為に?」


《ハイ。今回の任務は極めてリスクが高いと判断し、本来、司書クラスの方が行くはずですが、人員不足の為に見習いクラスに行かせるというマザーの判断が優先されました。任務内容は該当組織の目的、構成メンバーの確認。そして地球に眠っている魂を正常に戻すのがマスターに与えられた任務なのです》


「選ばれし者達の魂を正常?」


《ハイ。何者かの力によって異常な力を持っています。私達が最初に向かうのはホワイトナイトが眠る地。そこに眠るであろう彼女の魂を正常化し、その力を私にインストールすれば、おのずとマスターは強くなるでしょ…………空間転移反応を検知、警戒してください!》


デバイスとFが会話をしていると、突如空間が歪みだす。二人の前で歪みきりねじ切れ開いた空間から現れたのは純白の甲冑と漆黒のマントを装着して右手には禍々しき黒き剣をそして左手には漆黒と純白が入り混じった盾を持つ騎士がゆっくりと視線を向け口を開いた


「お前がライブラリーから派遣させた司書か……我が名は高潔騎士、お前に恨みがないがホワイトナイトの魂が眠る場所には行かせるわけにはいかん… 悪いがここで死んでもらう!!」


殺気を向けて剣を抜き鞘滑らせ抜き放つと刃を向け地を蹴り切りかかってきた


《……当該対象を敵性ありと判断、マスターの生命保護を優先し緊急転移を実行します!》


「え、な、ナニ!?」


慌てるFを光が包み、刃が迫るもむなしく空を切るのを見た高潔騎士は刃を鞘へと乾いた音と共に収めた


「デバイスに救われたか。おそらく奴が向かった先はホワイトナイトが眠る聖地か。その荒ぶる魂を鎮め力を得ることができるかな?」


薄く笑うと再び空間を歪み瞬く間に飲まれ、高潔騎士の姿はどこにもなかった


★★★★★★★


「さっきのは一体何者なんだ、僕たちの行き先を何故知っているんだ!?」


《……検索完了しました……先ほどの敵性勢力は99,9%の確率で我々が調査対象である反アカシック組織の構成メンバーの可能性が大と判断します》


第3話 運命に選ばれし者への誘い
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