暁 〜小説投稿サイト〜
とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第58話 最低
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
第一位に喧嘩売るなんて正気じゃないわね『超電磁砲(レールガン)』」

「黒子!?それにアンタ達は?」
「心配しましたわお姉様。湾内さんに泡浮さん。ありがとうですの」
「いえ、そんな......サソリさんも来てくれたんですわね」
ポーっとサソリの凛々しい横顔を見ながら、湾内が見惚れていた。

急に現れた白井達に困惑しながら御坂は、へなへなと腰が抜けたように座り込んでしまった。
「まあ、その度胸は褒めてあげるわよ。じゃあ、手筈通りに行こうかしらね」

麦野が指をパチンと鳴らすと地面が凍り始めてゼツの自由を奪った。
「!?」
「今です!」
佐天がコンテナの隙間から声を挙げると、麦野が大気を弾くように原子崩しの能力を使って緑色の発光するエネルギー波を打ち出した。

「あン?」
アクセラレータがベクトル変換で麦野の原子崩しを弾こうとするが、サソリは印を結び出して砂を操ると巨大な砂の壁を造り上げて、バタンとアクセラレータを閉じ込めた。

「悪いがお前の相手はオレだ」
すぐさま、サソリの砂を弾くとアクセラレータはポケットに手を入れたまま立ち、無傷の姿でサソリを睨み付けた。

麦野の放った原子崩しのエネルギー波が迫る中、ゼツは指を噛み切り血を滴らせると地面に叩きつけるように掌を置いた。

口寄せ 三重羅生門!

ゼツの真正面に鬼の顔をした厳つい巨大な門が三つ出現し、麦野の原子崩しが阻まれた。
門は崩れながらも微妙に軌道を変えて、ゼツの斜め後ろのコンテナが衝撃で焼き払われた。

「面白い躱し方をするわね」
「邪魔ダ......小娘共ガ」
ゼツは地面に張られた氷を吹き飛ばすと集合した佐天と麦野達を睨み付けた。

泣き叫んでいたら、それを聞いて
駆けつけてくれるヒーローなんていない
そんな事をするのは、考え無しのバカだ......バカだ
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ