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77幼き整合騎士
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フィゼルとリネルに与えられた最初の天職は公理教会のある実験の実験台だった。死者を蘇らせる禁忌の神聖術だ。彼女達以外にも何人もおりそれらが二人一組で互いに殺しあった。何度も殺しては生き返らせるという事を繰り返した。何度も繰り返すうち心を失うもの、生き返っても泥々したものになったもの、そのまま生き返らなかったものが現れ始めた。彼女達はその殺しあいの中一撃で綺麗に殺せばちゃんと生き返る可能性が高いことに気付きただひたすらに綺麗に殺す練習をした。やがて実験台が彼女達二人だけになったころ公理教会の司祭アドミニストレータは神聖術の開発を諦めた。そして生き残った二人に次の天職を自由に選ぶように言った。二人が望んだ天職は整合騎士。アドミニストレータは困惑しながらも当時整合騎士になったばかりのバゼル・シンセンス・トゥエニエイトとナルティアラ・シンセンス・トゥエニナインと試合をさせた。決着は一瞬、そのわずかな間に二人の首を跳ねて殺した。二人の力に驚いたアドミニストレータはしぶしぶ二人を整合騎士に任命した。整合騎士となった二人は神器を貰うためアドミニストレータに嘆願した。アドミニストレータは神器を渡す代わりにある条件を出した。それはある整合騎士と戦い勝利する事だった。結果は惨敗、それどころかその整合騎士は剣を一度も使わず素手だけで二人を倒した。その後その整合騎士は二人にひつようなものは神器ではなく誰もが油断する技術であると告げた。その言葉の通り二人は必死に勉強した。ある時は町に出掛け住民の生活を観察しまたあるときは修道士達にイタズラをし、技術を磨いた。そしてその技術は初めての実戦でキリトとユウキをあっさりと倒した。

「後は一人ですよゼル」
「一人だからといって油断しないでくださいよネル」
キリトとユウキがあっさりと倒されピンチに陥るユージオ。
「そんな顔しなくてもまだこの人たち死んでませんよ」
「ネルこの黒髪の方あの方に顔が似てませんか?」
「そうですねゼル目元とかそっくりですね」
そういってキリトの顔を観察する二人。ユージオはその二人の会話を少しでも多く記憶に残るように必死に聞いていた。この二人が言っているあの方とは恐らく整合騎騎士の団長かそれクラスの人物の事だろう。少しでも情報を得れば戦うことになれば少しは優位に立つことができる。だがふたりが話すのは容姿についてのみ。やれキリトとにてるだの、やれあの方の方がかわいいなど。やがて話終えた二人はユージオに向き合う。
「さて残りの一人もさっさと片付けましょう」
短剣を構えるフィゼルとリネル。ユージオも剣を構える。
「あなた一人では私には勝てません何故ならば………」
「最強の連携があるからです」
二人同時に攻撃を仕掛けて来る二人。ユージオも迎撃するが二人相手には敵わずスキができてしまう。
「スキあらばそこ
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