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ヨハンだがこんな状況を覆す
札の切り方
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 「ラクス!本当に…」

 「えぇ、地球軍の方々に保護してもらっていましたの」

 「テヤンデー!!、テヤンデー!!」


 実際にラクスが本当に保護されていた事を知ったアスラン。
彼は最初は警戒していたが、彼女の目を見て無粋だと持ったのか。
銃をホルスターにしまった。

 「では、アスラン・ザラ君。指揮官への連絡を頼むよ」

 「了解しました。…え〜と」

 「ヨハンさんですわ、アスラン」

 「そういう事だ。それとキラと少し話をしていけ。こんな時だからこそな」


 そう言い残し、やる事は終わったとばかりにキラを残し。
早々とその場を退散していく。

だが、彼はそのまま割り当てられた部屋にはいかず。
単身艦隊の真下に、すり抜けていきタチハロを出す。

 (お〜!!随分久しぶりです総帥!)

 (そうだな、しかしそれよりもだ。プラントには潜入出来たか?)

 (既に展開済みです。それとネットにも収集端末を潜らせときました!)

 (上出来だ。そろそろ地上に降りる事になる。FFに連絡をいれておけ)

 (あいあいさ〜!)


 FFの出番は迫っていた。むしろこの戦争の終結へのカウントダウンかもしれない。


――――――――――――――――――


 プルプルと震え、同期が済んだタチハロは近くのメンバーに詳細を知らせた。

 「博士〜、そろそろらしいです!」

 「そうか、まぁ元の世界からも。連絡が来とるし丁度いいか」

 (だろうな、しかしタチハロのデータを見る限り…)

 「旧世紀に近いな、それも核か……」

 「アンティークや掘り出し物があるやもしれんな」

 「わぉ〜!!歴史的な価値を持つ物があるかもってことでしょ!」

 「「たのしみぃ〜!!」」


 タチハロは、各個体差があり。
好む物が違ったりするが、未知の物品から得られる情報に歓喜していた。

ある者は、旧世紀に近い日本を観れる可能性に喜び。
女性陣は化粧品や、食材に関心を。
荒熊親子は、義憤を猛らせていた。


 CE世界にはない、その巨大な戦艦とMA技術。
最初に知るキラはこう語る。

 「勝てる訳ないよ、あれは…」



 次回、ハルバートン提督と相まみえる。
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