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Lv.9999億の骸骨(勘違い物)・ω・`)ノ
Lv31「不死王の世界征服〜終〜」
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キュラ様〜、毎度、どうもありがとうございますにゃー。
ニャンコ商国のニキータ大統領ですにゃー』

この声で、商国の肥満デブをワルキュラは思い出した。
商国は開発独裁制の国であり、経済の発展のためならば、人民の弾圧すら厭わない商人の国だ。
少しでも、ニキータ家のやり方を批判されると、凄まじい民事訴訟を起こして、莫大な賠償金を課して大儲けする事で有名である。
つまり、民衆の弾圧ですら、利益が出る産業にしてしまう金の亡者だ。

(緊急ホットラインを使うという事は……大きな商売なのだろうか……?)

ワルキュラは、経済を中途半端にしか理解していない素人である。
出来れば、商談の類は商社や、経済を担当する役人を通してほしかった。
歴戦練磨の大商人と商談やって勝てる自信がない。

「お、お……ニキータ殿か。
何かの、商談なのだろうか……?」

「良い情報がありますにゃー」

(休暇を邪魔されて、俺は少し不快なのだが……いや、俺は君主なのだ。一応。
民主主義国家の立憲君主として仕事をやらねばな……うむ。
一応、話を聞くだけなら問題ないだろう)

「共産国が、ワルキュラ様を暗殺しようと企んでいますにゃー」

ワルキュラ、携帯電話を空に放り投げた。海にポチャンッと沈没し、二度と浮かび上がってくる事はなかった。
幸い、ルビーは、合流してきたエルフ嫁のアトリと一緒に、砂の城を作っているから、気付いていない。

(覚悟はしていたがっ……!
水路建設で、俺の世間のイメージが悪化したのだろうかっ……!?)

フリーザ共産国といえば、紅い大魔王と呼ばれる銀髪ロリ雪女がいる大国である。
民衆虐殺しまくり、強制労働させまくり、人工大飢饉すら引き起こした悪魔だ。
そんな国が送ってくる暗殺者だから、きっと化け物に違いない。
何せ、この世界にワルキュラが来た時、スタート地点の地下に、ラスボスがズラリッと揃っていて、何度も死にかけたのだから。
決して油断できなかった。

(夢の世界で再会したスー殿は、今頃どうしているだろうか?
きっと開拓地で、仲の良い部下に囲まれて頑張っているのだろうなぁ。
俺も、そんな平凡な人生を歩みたい。
のどかな辺境で、第四の人生を送りたい……。
俺の人生、どうしてこうなった……)



人間王国編 おしまい
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没ネタ

「ワルキュラ様!城できました!」「観光客向けの城なのです〜」

砂で、西洋風の城、縦に糞長い城を作ったルビーとアトリが居た。

(うわ合法ロリと師匠しゅごい)

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