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獅子舞と鎧
第八章

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「うちがこんなに手こずるなんて」
「なかったか」
「ああ、これはないわ」
 本当にというのだ。
「洒落にならんわ」
「そうか」
「鎧は強過ぎるわ」 
「亜里沙ちゃんはそう言うなんてな」
「ほんまもんやな」
「まあ見ててもえぐかったし」
「確かに鬼やな」
 友人達もこう言うのだった、彼女達も観ていて思った。
「いや、ほんまにな」
「鬼みたいな強さやったな」
「というか気絶させんと倒されへんとか」
「しかも攻撃もえぐいしな」
「鬼みたいに強いで」
「というか強過ぎるわ」
 彼女達も言う、そして。
 当の亜里沙もだ、こう言ったのだった。
「このゲーム、忘れられへんわ」
「そう言うんやな」
「敵のえぐさでや」
「獅子舞と鎧でやな」
「やっぱり昔のゲームは凄いな」
「そやけどそこまでいっただけでもな」
 鎧達のステージまでだ。
「立派やで」
「そうやねんな」
「そや、普通は黒子とか達磨のステージで終わりや」
 そこでゲームオーバーだというのだ。
「それを出来たからな」
「凄いねんな」
「そや、よおやったわ」
 こう言ったのだった、亜里沙に。
「よかったらまたやってな」
「ほなな」
「カイザーナックルとアルカナハートも入荷したらやってみるか?」
「そうしてみるわ」
「どっちも格闘ゲームやけどな」
「ほな」
 亜里沙はゲーム機の前から席を立った、ここまで話して。
 そしてだ、おっちゃんにまたと挨拶をして友人達と共に店を後にした。そして友人達に笑顔で言った。
「ほな帰ったら」
「またゲームやな」
「そっちやな」
「それするわ、宿題と予習もせなあかんけど」
 母が元教師のせいかそうしたことには厳しいのだ、その為亜里沙は学校の成績はそれなりにいい。ゲームと違って天才ではないが。
「シュミレーションしよか」
「スパロボ?」
「いや、信長や」
 信長の野望のシリーズだというのだ。
「そっちをやるか」
「そっちやねんな」
「そっちやってやな」
「それで楽しむんやな」
「そうするわ」
 こう笑顔で言ってだ、そのうえでだった。
 亜里沙は家でもゲームを楽しんだ、彼女はシュミレーションでも見事であり的確にゲームを進めていた。だが信長の野望で織田家の領地を増やしその領地を豊かにしつつ言った。
「獅子舞と鎧、ほんまえぐかったな」
 この二つの敵のことは本当に忘れられなかった、そうしたことを思いながら信長の野望をしていくのだった。


獅子舞と鎧   完


                        2016・10・30
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