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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第6話:「修練(きょうしつ)」Bパート
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今の時刻は、戦車道教室の営業終了時間である夕方5時を過ぎて6時半頃だ。
天桐達は、既に町へ帰って来ていて、駅近くのファミレスのテーブル席に5人共座っていた。
「という訳でだ。皆、」
天桐は、席に座ったままそうしゃべり始め
「・・・すまん」
と4人に頭を下げた。
その天桐を4人は、しばらく黙って見つめていると
「「「ハァ・・・」」」
早間以外の3人は同時に溜息をついた。それから、
「どうせ、また後先考えずにやっちまったんだろ。おめーの悪い癖だ」
「士良らしい言動だったね」
「士良の悪い癖だぜそれ」
と加埜、城ノ崎、矢元はそれぞれ言った。
「まぁ、皆さん。もう決まったことですし、仕方ないですよ」
早間は天桐を庇おうと皆を宥めようとする。
「ほんとうに、すまん」
天桐は、また謝った。
自分が軽率な言動で、また皆を巻き込んでしまったことを悔やんでいるのだろう。
この前まで、天桐は矢元、城ノ崎を巻き込まないように例の大会に参加することを隠し通し協力させないように配慮していた件があった。だが、結局早間のせい、いや、お陰と言うべきか仲間として参加することになった後もしばらく矢元と城ノ崎のことを気にしていたところが少しあった
そして、頭を下げる天桐を見た4人は、
「まぁ、確かにもう過ぎたことはしゃねえ。やるっきゃないだろ」
「そうだね」
「あぁ」
と3人は余り気にしていないような言い方をした。
「そうですよ」
早間もそれに乗っかって言う。
「だから、先輩。もう謝らないで下さい、ね」
彼ら4人の言葉を聞いた天桐は
「あぁ」
と言い顔を上げた。
「とにかくあいつらに勝たなきゃ」
「取り敢えず、練習だね。あと勉強して行かないと」
「あぁ、そうだな」
「もっと操縦方法を勉強しねーとな」
「俺の場合は射撃の感覚だ。もう少しで完璧に掴めそうなんだ」
「僕は、まだ通信しかしてないけど。戦車についてもいろいろと勉強してみようかなって思ってるよ」
「それなら、自分が教えますよ。家にいっぱい資料があるので是非今度家で泊りがけで」
「それは遠慮しとくよ」
「あ、そう・・・ですか」
と4人は話し合ってる一方で、天桐はずっと黙っている。
「おい、士良」
加埜は天桐に話しかけた。
「?」
「いつまで落ち込んでんだ。さっさと今後のこと話し合うぞ」
「あ、あぁ。そうだな」
天桐は落ち込むのを辞め、皆と今後のことを考えて話し合いを続けた。
「まずだが、実力はこっちが圧倒的に低いのは確かだ。それはこの1週間で分かった」
「それは、そうだろうな」
加埜は同意した。
「それに戦車の経験や知識、技術についてだが。俺らは余りにも低すぎる。あ、お前は別な早間」
「え、はぁ。そうですね」
早間は苦笑いで答えた。
「それ
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