暁 〜小説投稿サイト〜
音速伝説 エメラルド
進化する闘鶏
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それに応える。
 
「おめでとう、まさか負けるとは思いませんでしたよ」
「けっ、よく言うぜ」
「おや、なにか思うところでも?」
「俺様をバカにすんなっての。別に優勝候補から外れたってだけならお前はほっといてここで俺に勝ちゃよかったんだーーあんな風に声かけて来た時点で、俺を強くするつもりだったんだろ。自分に勝てるかはさておいてな」
「おや、ばれていましたか。・・・では決勝戦、必ず勝ってくださいね。・・・悪の組織に荷担する彼女に優勝されてはサイクリングバトルの今後に響きます」
「それが目的かよ。・・・ま、俺様に任せとけって」
 
 そう言って、エメラルドは走り去る。さあ、次はいよいよ決勝戦だ。

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