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ドリトル先生の名監督
第十幕その二
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「そういうことなんだね」
「まあ身体に合わないものを食べてもね」
 トートーも言います。
「逆効果だしね」
「トレーニングもそうだけれど」
 ホワイティはそちらのことも頭に入れながらお話をします。
「食事も力士さんに合う食事があるってことね」
「それを忘れたら怪我の元」
「相撲部が最初そうだったし」
 チープサイドの家族は先生が最初に相撲部に来た時のことを思い出しています、本当に最初は怪我が多かったです。
「合わない食事をするとね」
「それだけでよくないのね」
「やっぱりバランスよくたっぷり食べないとね」
 老馬はこう言いました。
「力士さんに何がいいのかを考えて」
「先生はそうしたこともわかってるからね」
 ジップはコアラも先生も見ています。
「お医者さんとして」
「だからすぐにアドバイスしてね」
「食事をちゃんこ中心に戻したんだね」
 オシツオサレツは二つの頭で順序よくコアラと先生を見ています。二つの頭があるので同時に見られるのです。
「トレーニングもそうで」
「それで怪我が減ったね」
「うん、お相撲だからね」
 先生はこのことから考えてアドバイスしたのです。
「Kー1みたいな食事、トレーニングをしてもね」
「意味がない」
「だからすぐにアドバイスして」
「それでそうしたことを戻してもらった」
「そういうことだね」
「近代的な食事やトレーニングが常にいいか」
 こうしたことも言う先生でした。
「それは決してね」
「そうともばかり言えない」
「そういうことなんだね」
「どうして昔からそうした食事、稽古なのか」
「そこも考えないといけないんだね」
「古いからというだけで否定することはね」
 そうしたことはといいますと。
「それもまた科学的じゃないからね」
「ちゃんと検証する」
「それが科学なんだね」
「そして合っていればそのままでいく」
「それが科学だね」
「そうだよ、よりいい食事や稽古があれば取り入れていくけれど」
 それでもというのです。
「古いからというだけで否定することはね」
「それも科学じゃない」
「そうなんだね」
「科学は検証」
「そして調べていくんだね」
「そうだよ、科学はそうしたものだからね」 
 だからだとです、先生は皆にさらにお話します。
「僕も検証してね」
「それで食事と稽古を戻してもらって」
「怪我をなくした」
「そうしたのね」
「うん、それが成功してね」
 実際に怪我をする人が物凄く減ってというのです。
「よかったよ」
「柔軟もじっくりしてもらって」
「稽古の最初に身体をほぐして温めて」
「稽古の最後もちゃんとして」
「身体を整理して休む」
「そうしてるから怪我も減ったのね」
「準備体操をおろそかにすると
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