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夢値とあれと遊戯王 太陽は絶交日和
レベル7前編 樢の口からびっくりすた
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るなと言われていた。
「一応、突然ハンターに決闘(デュエル)を挑まれてもいいようにー、デッキを1つ滑り込ませてはいるんです」
「それはするのか」
「それに、」
 夢値は目を細めてお茶をすすった。
「道中ならともかく、見知らぬ人の家に乗り込むなんて非常識なハンターは流石にそういないでしょう」
「それもそうか」
「4人に1人もいませんね」
「結構いるなおい」
 ダードは渋い顔をした。
「……だが、その友人ってのは大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。樢さんが鑑定した本物の友人です」
「いやそうじゃなくてだな、その友人がハンターって可能性は無いのか?」
「え?」
「だって、ハンターになるのに特別な資格がいるわけでもない。昨日まで友人やってたが、哀手 樢がサンサーヴを持ってるなら力づくでも奪い取るってやつがいるかもしれない」
「うーん、その辺りは大丈夫だと思います。樢さんの友人、確か九衆宝 毛糸さん、実際に見てみたんですが、真面目そうな人でしたよ」
「……そうか。焦らせるようなことを言って悪かっ……」
「九衆宝!?」
 夢値は突然立ち上がった。水筒が地面に落ちるが特殊設計により蓋がガシャンと閉まるのでお茶は溢れない。
「ど、どうしたんだ?」
「え、ええ、ええ、えそ、え、ぼ、ぼく今、九衆宝って言いました!?」
「言ったよ。言ったが」
「とんでもない!」
「何がだよ」
「以前ディアンさん(※夢値達のリーダー)に聞かされていたんです。日本には九衆宝 鳥居絵(トリイエ)という狂信者がいることを」
「狂信者?」
「九衆宝 鳥居絵。74歳。なんちゃらかんちゃらっていう大企業の社長となるも、ある時ライバル会社との競争に敗北。そのまま失墜していったとのことです」
「んじゃああれか?サンサーヴの力でかつての栄光をってわけか?」
 ダードは集中する為に目を細めた。
「ええ。そんなところでしょう」
「つーことはハンターみたいなもんか」
「はい。しかも、鳥居絵さんは家族に対してもサンサーヴの力とその必要性を何度も語り、子供や孫にもサンサーヴを手に入れるように言っているそうです」
「つまり家族ぐるみってわけか」
「おそらくは」
「ってことは」
 ダードは起き上がった。
「樢さんの身が確実に危ないですね」
「やばいな。今すぐ駆けつけないと」
「飛びますよダード」
「お、おう」
「いっせーのっ」
「「せっ」」

 降り立った場所は、やけに仰々しい場所だった。少し遠くで樢と毛糸が決闘している。
「うーん、決闘バリバリしてますね」
「それで、戦局はどうなんだ?」
「ええとこれは、紙とテーブルで遊戯王してますね。これじゃあ近づかないとなんとも」
 フィールドをまだ目視出来ないが、決闘者(デュエリスト)の声は聞こえ
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