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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter60
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みた、悠里達

そのため勝つためにはヴィトンを欺く作戦がなくてはならない。

それを考える中でもタイムリミットは迫ってきていた。

ヴィトン「さて、逃げたのはこっちのはずだがな…」

悠里「っ!!!?」

コツコツとこちらに近づく足音と敵であるヴィトンの声を聞き取り、悠里達は急いで息を潜める。

圭「不味いです。このままでは見つかって…」

小さい声で焦りをながら悠里に話しかける圭に悠里はどうすればと頭を働かせる。

美紀「圭…悠里先輩、私も何か手伝えるのなら、手伝います」

圭「美紀……」

悠里「……ねえ、美紀さん」

美紀「悠里先輩?」

悠里「それじゃあ、お言葉に甘えて一肌脱いでもらおうかしら」

何か作戦を思いついた悠里は美紀達を見てニヤリと微笑んだ。

ヴィトン「何処へ逃げた…恐らくこっちなはずだが」

圭が投げた閃光弾により悠里達を逃したヴィトンは悠里達が逃げるときに聞こえた足の音から方向を割り出し余裕の表情で獲物たちを探し出す。

ヴィトン「…ふむ?…あれは…」

入念に回りを捜索しているヴィトンはコンテナの角にある物をとらえた。

それは悠里達が着ている巡ヶ丘の制服の袖先がコンテナ端からヴィトンに見えてしまっていた。

「漸く見つけた」

ニヤリと獲物を捕らえたヴィトンは忍び足で接近していき、踏み込める距離までコンテナの角からいっきに踏み込んで弓形デバイスを構えた。

だがヴィトンの目先には人は誰も居らずあったのはヴィトンが視認していた誰も着ていない上半身の制服だけだった

「い、いない!?」

いると確信して構えていたヴィトンはいないことに驚きたじろぐ、その直後コンテナの上からナイフとベレッタを手に持つ圭がヴィトン目掛けてナイフを振るわれる。

圭「たあぁぁぁぁっ!!」

横切り、切り返しとまだ不慣れなナイフ捌きで近接戦を行うが決定打という一撃はヴィトンに与えられない。

圭「やっぱり、一筋縄じゃいかないか…けど!」

圭の後ろから何かが放たれそれが合図に圭は横に飛ぶと先ほどまで圭がいた後ろから悠里が全身全霊をこめた矢がヴィトンのデバイスを弾き飛ばす。

ヴィトン「な、に!?」

ヴィトンがデバイスを弾き飛ばされたことに驚くなか圭はベレッタを丸腰のヴィトンに突き付けていつでも撃てる体制を整える。

圭「形勢逆転、私達の勝ちだよ」




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