暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生の名監督
第九幕その八
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「そうなるのかな」
「フィッシュアンドチップスもローストビーフも美味しい」 
 ジップはも考えるお顔になっています。
「イギリスで食べる以上に」
「というかシェフの人の腕次第?」
 ポリネシアはそこに答えを求めました。
「どの国のお料理も」
「そういえばチーズもお豆も素材で違うよ」 
 ホワイティが答えを求めたのはそちらでした。
「いいミルクで作ったチーズは美味しいよ」
「それでシェフの人の腕がよかったら」
 チーチーは素材の質も入れてポリネシアと同じ様なことを言いました。
「美味しくなるんだね」
「イギリス料理も工夫次第」 
 ダブダブは何時になく考える感じです。
「そういうことかな」
「そして先生はそのイギリス料理を食べて」
「実際に美味しいっていうんだね」
 最後にオシツオサレツが言います。
「いや、意外だね」
「イギリス料理が美味しいって」
「素材とキッチンの設備、シェフの人の腕がいいと」
 この三つが揃っていると、というのです。
「どうしたお料理も美味しいね」
「そうなるんだね」
「あのイギリス料理も美味しくなる」
「そうなるんだね」
「実際に」
「またあのお店に行こうかな」
 そのイギリス料理のお店にもというのです。
「よかったからね」
「そうしたらいいと思います」 
 微笑んで、です。トミーは先生に答えました。
「先生がお気に召されましたら」
「そうしようか」
「はい、そういうことで」
「そしてお好み焼き屋さんにもね」
 先生はこちらも忘れていません。
「また行くよ」
「大阪のですね」
「よく世界ではお寿司や天麩羅やお刺身というけれど」
「お好み焼きも和食ですね」
「そう、それもとても美味しいね」 
 笑顔で言う先生でした。
「和食なんだよ」
「和食って言っても幅広いね」
「そうだよね」 
 動物の皆も思うことでした。
「お醤油だけじゃないんだね」
「おソースも使ったお料理もあるのね」
「お好み焼きもそうで」
「あと洋食もあるし」
「あっちも日本食だから」
「凄い幅だね」
「本当にね」
 しみじみとした口調で言います、そして。
 先生もです、皆に言います。
「そうそう、洋食もいいんだよ」
「日本のお料理では」
「それもですね」
「いいんですね」
「実際に」
「そう、いいからね」
 実際にというのです。
「あちらも食べるよ」
「先生本当に食べることが好きになったね」
「イギリスにいた時よりも」
「食べることを楽しんでて」
「好きになってるね」
「そうだよ、食べることがね」
 先生自身も答えます。
「本当に楽しくなったよ」
「日本に来てから」
「実際にそうなって」
「そして楽しんでる」
「そうなのね」
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ