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幽雅に舞え!
ティヴィルとの決戦!
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り!そしてウッドホーンだ!」
「フフーフ。当たりませんねえそぉーんなもの!」
 
 走る電車内でのバトル。それは間違いなくサファイアにとって不利だった。何故なら車両というのはそう広くなく、いつもの影分身により敵の攻撃を躱すことを中心としたバトルが難

しいからだ。おまけに時折揺れるのがサファイアやポケモンの足取りを乱す。故にサファイアはオーロットで様子見をしつつ、対策を練る。今も電撃波を影の大樹で守りつつ攻撃を仕掛

けるが、揺れでバランスが崩れて上手く攻撃できない。
 
「それではそぉーろそろ見せてあげましょう。真・トライアタック!」

 レアコイルの磁石が体から離れ、三角形の頂点を作り出す。発生した強力な磁力でレアコイルの体の周りが熱くなり――そこから、バーナーのように炎が噴き出た。影の大樹に直撃し

、焼け落ちる。
 
「もう一度身代わりだ!」
「無駄ですよ、こちらももぉーう一度です!」
 
 再びオーロットが影で大樹を模した身代わりを作り出すが、レアコイルの炎によって焼き尽くされてしまう。一見すれば防げているようだが、身代わりには体力を使うのだ。このまま

防戦一方では、オーロットの体力が尽きる。
 
「なら今度はゴーストダイブ!」

 自身の影の中に身を隠すオーロット。普通のポケモンバトルなら手が出せないところだが、目の前の博士はそんなもの物ともしない。
 
「自分の身を護るポケモンを隠すとはおぉーろかですねぇ。レアコイル、やってしまいなさい!」
 
 レアコイルの攻撃の照準がこちらを向く。やはりこの博士はポケモンで人を傷つけることをなんとも思っていない。ーー故に、読めていた。
 
「今だ、出てこいオーロット!」
「オーッ!」

 レアコイルの影からオーロットが出てきて突撃する。するとレアコイルの体が真っ赤に燃え上がり、仰向けに倒れた。
 
「ノォー!?私のレアコイルが!」
「この前シリアが言ってただろ、お前のトライアタックは強力な反面で、ポケモンに負担をかけてるってな!」
 
 レアコイルの発生させた磁場は強い炎を発生させるほどだ。故にその磁場が崩れてしまえば己自身を焼くとシリアは言っていた。それをサファイアなりに実行したまでだ。
 
「フン・・・まあこぉーの前よりはマシになったようですねえ。こぉーうでなくては面白くありません。出てきなさい、ロォートム!」
「戻れオーロット、そして・・・いくぞフワンテ!」
 
 ティヴィルが影を纏った電球のような姿をしたポケモンを繰り出す。たしかこの前は、芝刈機の姿に変身してリーフストームを使っていた。
 
「フフーフ、随分と小さくて頼り無さそうなポケモンで
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