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ドリトル先生の名監督
第九幕その一
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                 第九幕  練習試合に向けて
 練習試合の申し込みを受けてあちらに連絡をしてからです、相撲部の皆は練習試合に向けて稽古を続けていました。
 その中で、です。先生は部員の人達に言われました。
「飲むお酒ですが」
「先生は何を飲まれてますか?」
「うん、色々飲むよ」
 先生は稽古場での休憩時間の時に聞かれて答えました。
「お酒はね」
「ウイスキーだけとかじゃないんですね」
「色々飲まれるんですか」
「うん、ただこれでも健康には気をつけていて」 
 それでというのです。
「肝臓に負担がかからない程度にセーブしているよ」
「飲む量はですね」
「そうされてますか」
「そう、それに一種類しか飲まない訳じゃないよ」
「だから色々ですか」
「一つの種類だけを飲んでるんじゃないんですね」
「そうなんだ、日本酒もビールも飲むし」 
 それにというのです。
「ワインやウイスキーも飲むし昨日は焼酎を飲んだよ」
「本当に色々ですね」
「イギリス人でもウイスキーだけじゃないんですね」
「日本酒も飲まれるんですね」
「焼酎も」
「そう、ただお酒には気をつけないとね」 
 健康の為にはというのです。
「特に君達みたいにスポーツをしているとね」
「それで御飯にお酒をかけて食べることはよくないって言われたんですね」
「昔の力士さんの食べ方ですけれど」
「それはよくないって」
「そう言われたんですね」
「そうだよ、それは糖尿病になるから」
 だからだというのです。
「肝臓にもよくないしね」
「だから昔の力士さんは早死にが多かった」
「そうした食生活だったからですか」
「御飯にお酒をかけて食べたりしていたから」
「だからですね」
「やっぱりお酒は適量じゃないと」
 スポーツ選手なら余計にというのです。
「スポーツにも影響が出るよ」
「それじゃあですね」
「僕達もそのことを気をつけて飲むべきですね」
「僕達も確かにかなり飲んでるし」
「そこは気をつけて」
「うん、僕が話した食生活は守ってくれてるね」
 先生は皆にこのことを確認しました。
「そうしてくれてるね」
「はい、練習だけじゃなくて」
「そこもしっかりしてます」
「今はちゃんこメインに戻しました」
「色々食べてます」
「それは何よりだよ、それとお酒も適量で」
 またお酒のことをお話してでした、先生はこうも言いました。
「煙草は止めておいてね」
「それは吸ってないです」
「僕もです」
「僕も煙草は吸ってないです」
「うちの部活で吸う子はいません」
「それは何よりだよ、煙草はね」 
 先生は煙草については特に強く言いました。
「何よりもね」
「してはいけない」
「スポーツをしているのならです
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