暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1478話
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た方がいいだろうと判断し、そう告げる。
 もっとも、スレイと仲良くなった事に疑問を抱いたのは事実だ。
 いや、疑問とまではいかないか。
 ともあれ、スレイは決して人当たりがいいタイプではない。
 スレイ本人には自覚があまりないのだが、自分に厳しく人にも厳しいという性格をしている。
 それでも人に厳しい以上に自分にも厳しいので、決して自分に優しく他人に厳しいといった風ではないのだが……その辺は人によるといったところか。
 こうして話しているのを見ても、ステラはスレイとは正反対の性格をしているのが分かる。
 いや、戦術機のパイロットをしている以上、当然のように厳しいところは厳しいんだろうが。
 そもそも、プロミネンス計画に参加している以上、腕利きのパイロットだと国にも認められてるんだろうし。

「そうですか? スレイは話していても疲れないですよ?」

 この短期間でプレスティ大佐からスレイという呼び名に変わっているところに、どのくらい仲良くなったのかが理解出来る。
 いやまぁ、元々スレイは階級とかあまり気にしないタイプだったしな。
 最初はプロジェクトTDで臨時にDCの階級を持っていたようだが、その後アイビスに嫉妬して離脱。ノイエDCに協力して、その後イスルギ重工に。そして最後は俺達シャドウミラー、と。
 ……うん、どこからどう考えても正式な軍人とかその階級とかとは遠く離れた場所に行ってるな。
 それに今となっては、スレイはシャドウミラーに長く滞在している。
 魔法球の件も合わせれば、色々と凄い数字になっているのは間違いない。
 そしてシャドウミラーというのは、基本的に階級はない。
 いや、幹部陣とかそういうのはあるけど、少尉、少佐、少将……といった階級は存在しない。
 そんな場所で長く過ごしているのだから、スレイが階級に疎くなってもおかしくはない。
 そんな風に考えながら、俺はスレイやステラと共に歓迎会を楽しむのだった。
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