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ドリトル先生の名監督
第七幕その十

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「それでもね」
「まずは、ですね」
「スポーツマンシップを守る」
「それからなんですね」
「若しそうじゃないと」
 スポーツマンシップを守らないのなら。
「もうスポーツをする資格はないってね」
「スポーツをするならですね」
「それを守るべき」
「何があってもですね」
「さもないと格闘技なんてね」 
 ボクシングやそうしたものはというのです。
「あとラグビーもだね」
「ああ、ラグビーは特にですよね」
「あれはもう格闘技ですからね」
「そう言っていいものですから」
「だから余計にですね」
「そう、スポーツマンシップを守らないと」
 ラグビーの様な激しいスポーツで立派な体格をしている人はというのです。
「暴力になるからね」
「スポーツと暴力は違う」
「そういうことですね」
「要するにね、皆このことも大事にしてね」 
 こう言うのでした、そしてです。
 先生は相撲部の皆に念を押しました、そのうえで部室を後にそのうえで研究室に戻ってずっと一緒にいる動物の皆に言います。
「お相撲もルールを守らないとね」
「うん、ただの暴力になるからね」
「そこはちゃんとしないとね」
「投げたり張り合ったりするから」
「決まりは守らないとね」
「そうだよ、スポーツと暴力は違うからね」
 くれぐれもと言った先生でした、動物の皆にも。
「皆にも言ったんだ、後は皆のモラルだね」
「スポーツマンシップを守る」
「お相撲でもだね」
「それをしてくれるかどうか」
「それ次第ね」
「そう、それじゃあね」
 ここまでお話してでした、そのうえで。
 皆にです、こうも言いました。
「さて、それじゃあね」
「それじゃあ?」
「それじゃあっていうと?」
「いや、三時だから」
 それでというのです。
「ティータイムだよ」
「ああ、お相撲の話をしてたから忘れたよ」
「そういえばもう三時だね」
「それじゃあお茶だね」
「ティーセットも出そうね」
「お茶を忘れたらいけないよ」
 先生の場合は特にそうなのです。
「何といってもね」
「そこはね」
「先生は忘れないよね」
「十一時と三時はお茶」
「特に三時はだね」
「そう、三時のお茶はね」
 それこそというのです。
「ティーセットと一緒じゃないと」
「それも決まりだね」
「三時のお茶もね」
「ルールがあるからそれを守って」
「しっかりと飲むんだね」
「そう、楽しもうね」
 こうお話してです、そしてでした。
 先生はこの日もティーセットを楽しみました、ティータイムのルールをしっかりと守って。
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