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040「妖精さん、縞々パンツを国の象徴にする」
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るんだろう?」

『きっと、とんでもない方法だお』
『これ、きっと最高機密だわ』
『死体が動いている時点で、オカルトだな……うむ。
なぜか悪党の軍勢にしか見えないのは気のせいだろうか……?』

恥ずかしそうなプラチナが、口に右手の人差し指を当てて、小さな声で――

「絶対に秘密にしてくださいよ?
豚人間の骸骨に……僕のオシッコをかけているんです。
なぜか亜人の死体だと、動かないんですけど、豚人間や動物にオシッコをかけると、死骸が動くんですよね。
命令に従順で、とっても便利です。まぁ、相手が『無幻』だと、物量を揃えても相手するのが大変なんですけど。
お父様やお姉さまが豚人間に敗れたのも、たぶん、相手が『無幻』だったせいですし。
空を飛べる豚が相手だったら、どんなに物量で優れていても意味ないですよね……」

「ああ、なるほど……」

嫁の説明を聞いて、シルバーはすんなりと、納得できた。
亜人の細胞の中心は、小さな工場で構成され、そこから大量のロボットを生産している。
つまり、吸血姫のオシッコの中に含まれた大量のロボットが、骸骨にとりついて、骨を使って改造工事を行い、死体を動かしているのだろう。
動力源は恐らく、空気中に含まれる成分か。太陽光。
そして、骸骨戦士が、トイレに入ってしゃべれるようになる理由。それは――排泄物を顕微鏡で調べれば分かる事だが、亜人のウンコは水分と、大量のロボットの残骸の塊だ。
骸骨戦士がウンコを大量に浴びる事で、金属資源を吸収。
電子回路を内部に製造したりして、頭が良くなったのだろう。発言は世紀末すぎるが。

「人間どもにっー!血の制裁をっー!」
「殺せー!殺せー!全てを殺せぇー!」
「至高の方々に歯向かうクズをあの世に送れー!」
「殺せー!殺せー!皆殺しだぁー!」

なんて殺戮に飢えた連中だと、シルバーは思った。
これでは大悪党の野蛮な軍勢にしか見えない。見た目が骸骨で怖い上に、発言は殺戮狂。
君主の畏怖は保たれるかもしれないが、絶対、亜人達は恐怖で震えるに違いなかった。

『なんて酷い軍勢だお?』
『……つまり何だ。無人兵器軍団を運用するようなものか……。
そう考えると卑怯すぎるな……うむ』
『この軍勢で負けちゃうプラチナたんのお姉さま達……今頃、豚人間の苗床になっているとお思うお……エロゲーですお』

〜〜〜〜〜〜

骸骨の軍勢が進軍を開始して、しばらくすると、前方に亜人の群れが見えてきた。
獣に近い外見の亜人や、狐耳が生えた娘がいたりと、豊かなバリエーションがある。
当然、エルフや、ドワーフもいた。ただし、妖精は一人もいない。
プラチナが、そんな集団を小さな手で、指し示して――

「シルバー様、見てください!
各集落の代表者たちですよ
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