暁 〜小説投稿サイト〜
Lv.9999億の骸骨(勘違い物)・ω・`)ノ
Lv2「不死王、巨乳狐娘と同棲生活する」
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
緊張の糸が、プッツンと切れて、脳みそが休むように訴えかけてくる。

(ね、ねむい……。
そういえばハゲ陛下に、4時間くらい説教されたっけ……?
もう、起きるの無理……)

そのまま、キーニャンは、部屋に置かれたベッドに倒れて眠ってしまった。

「もっふぅ」

〜〜〜〜〜〜〜

ワルキュラは狐娘が寝た事にも、気づかずに、独り言を続けている。

「……もちろん、今言ったのは、嘘だ。
ジャパニーズジョークならぬ、ワルキュラ・ジョークだ。
俺は嫁とトンカツで喧嘩してないし、俺の嫁たちは、そんな変な食べ方をしないから安心してくれ。
俺が留学を決めたのは……悲惨な学生生活を送ったから、やり直してみたい……ただ、そう思っただけなんだ、うむ」

可愛い狐娘の返答がない事に気がついたワルキュラは、ベッドでスヤスヤ眠っているキーニャンを見た。
オッパイ、すげぇな、おい!と思った彼は、狐娘がどうして眠っているのか推測する。
@俺の話がつまらなかったから。そんなー
A貧困層は、いつも働いていて大変。
前者の推測を認めたくないワルキュラは、もちろん、後者を選択し、狐娘に激しく同情する。
きっと〈希望を給料代わりに払う〉とんでもないブラック企業に彼女は勤めていて、睡眠をほとんど取っていないのだろうと思った。

「くっ……属国の女の子がこんなにも苦しんでいるなんてっ……!
世界はなんて理不尽なんだっ……!」

狐娘はこの日、割のいいアルバイトを見つけた。
給料はたっぷり、ボーナスで黄金の延べ棒がついてくる。しかも、学費は免除。
その仕事の名は、『独裁者のお世話』
頑張れば側室の地位が自動的に舞い降りてくる。

「もっふぅ……可愛い狐が1匹、2匹……もっふふ」

机の上で、金の延べ棒が虚しく輝いていた。



[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ