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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
48.青い鳥と言う物語がある。実は自分の家の鳥が探し求めた鳥だったという…そりゃ無いぜベイベー的な物語。
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突きつけた!
な!?
どういう事!?

「ティミー、剣を捨てろ!」
「え!?…どういう事…?」
ティミーも混乱している。
「お前が剣を捨てないと、お前は妹を失う」
「ズルイよ!ポピーは関係ないじゃん!」
「(クスッ)…確かにズルいな。ズルをした父さんの負けだ」
そう言うと剣を鞘へ納め、ポピーを抱きながらティミーの所まで近付き腰を下ろす。
そしてティミー、ポピーを膝の上に乗せ語り出した。

「昔、パパスという屈強な戦士が息子を連れて旅をしていたんだ」
皆が静かに聞き入っている。
「パパスは強かった。誰にも負けないくらい強かった。だがある時、息子を人質に取られ無抵抗なまま魔族に殺されてしまった」
まるで他人事の様にリュカは語るが、間違いなく全て体験談だ…だからこそ重みがある。

「お父さん…」
「確かに父さんはズルをした…でも、敵はズルい奴らばかりだ。もし、お前達が人質に取られたら…父さんはパパスと同じ道を歩むだろう…」
リュカの気持ちが痛い程分かる…だが…

「お言葉ですがリュカ様!パパス様はお一人で旅をなさっておりました。リュカ様には多くの仲間がおります。私も両殿下をお守りする為、ご一緒させて頂きます」
「君はさっき剣を渡してくれた…」
「はい!お久しぶりであります。ピピンです」
「偉そうな事を言う様になったな!………パピンさんは?」
「父は陛下の行方を捜す途中で…」
「そうか…すまない…」
「いえ、父は私の誇りです!ですから、父パピンの為にも私と両殿下をお連れ下さい」
格好いい事言うじゃない、あいつ!
「………分かったよ。分かったけど、今にも旅立とうとするのは止めてくれる?まだ出かけないよ!やる事あるから、まだ旅立たないよ!」
ビアンカさんを助け出す旅かぁ…私も行きたいなぁ…

ドリスSIDE END




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