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ヨハンだがこんな状況を覆す
ミゲルが落ちるぞぉー!→…
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 整備を手伝い、休憩をしていた時。警報が鳴り始めた。

 「コロニー全域に電波干渉。Nジャマー、数値増大!」

 「なんだと!」
 
 「チィ。やっぱこっちが出てくまで、待つ気はないか、あの野郎〜」

ムウが愚痴を言っている時に、格納庫から通信が入る。
ヨハンからだ。

 「こっちも出るぞ。今更相手は壊す事など、なんとも思わないだろうしな」

 「そんな……」

 「楽だぜ?こっちは発砲できない、向こうは撃ち放題だ」

 「避難ブロックの無い場所に、デカい一撃を先制で撃て。壊れるのが遅いか早いかだ」

 「それは正しいのかもしれません。ですが、艦長は私です。よってそれは認められません」

 「了解だ」

その時格納庫に走りこんでくる音が。

 「ヨハンさん!」

 「キラか?どうした」

 「まだ漠然とだけど、友達を守るために…僕は戦います!」

 「わかった。なら早く乗り込め」

二人がそれぞれの機体に乗り込む。先に出撃するのはヨハンだ。

 「アスカローネ ヨハン出る」

 アスカローネはマウントポジションのまま、外に向かって飛びだし。
既に侵入しているジンに向かって、加速していく。

ミサイルを両手に持った、重爆撃装備の機体。
腰近くに装備していた、小型ミサイルでアスカローネを牽制しようとするが。

 「ふん。そんな攻撃は当たらんな」

粒子制御のされていない様な、単純なミサイルではヨハンには当たらない。
ツインビームライフルをロール回転しながら撃ち、ジンのコクピットブロックに当たり、敵は爆散する。

 それを見ていたのであろう、もう一機の同じ装備のジンが。
アークエンジェルに向け、4発のミサイルを発射する。

 「俺に攻撃するより、アークエンジェルを狙うか。だが!」

ミサイルは全て撃ち落とされる。
アークエンジェルの傍で爆発したものは、在ったにせよ直撃はない。

――――――――――――――――――――――


 何なんだ!目の前の機体は!
あり得ないぞこの機動性!

もはや打つ手なしのジンはビームサーベルで両断される。

 「くっ!アスラン、お前はあっちの機体をやれ!」

 「な、待てミゲル!」

アスランは何となく感じていた。
恐らく目の前の相手は、自分たちよりも格上の存在だと。

コーディネーターでも、あり得ない動きをしているのだ。
勝てるビジョンが湧かない。

ビームサーベルを互いに出し、すれ違い様に攻撃を繰り出すが躱された。
そしてその間に、ミゲルはストライクに落とされていた。

撃墜される間際に放ったビーム攻撃が、最後のアンカーを消飛ばし。
コロニーは崩壊していく。


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