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ドリトル先生の名監督
第六幕その四

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「彼等はまだ若いから新陳代謝もいいけれど」
「それでもだね」
「身体によくない食べ方だから」
「だからだね」
「止めてもらうんだね」
「うん、力士さんは食べる量も違うし」
 このこともあってというのです。
「だからね」
「この食べ方はよくないんだ」
「日本酒と御飯の組み合わせは」
「昔はそうして食べていたみたいだけれど」
 それでもというのです。
「それでもね」
「よくないことがわかっているから」
「だからだね」
「もう止めてもらう」
「そうするんだね」
「そうしよう、引退してからもそうした食べ方をしていると」
 それこそというのです。
「もうね」
「運動しなくなると」
「糖分がその分消費されなくなるから」
 糖分は摂取したら身体の中でエネルギーになるからです。
「すぐに糖尿病になるから」
「よくないね」
「うん、言っておくよ」
「そういえば先生も」 
 ここでトミーも先生に言います。
「日本酒を飲まれても」
「うん、飲むけれどね」
「そればかりじゃないですね」
「糖尿病が怖いからね」
 だからだというのです。
「いつも飲まないよ」
「むしろ飲まれる時が少ないですね」
「そうなんだ」
 実際にというのです。
「ワインや焼酎の方がずっと多いね」
「飲まれる時は」
「まして僕はティータイムは欠かせないから」
 お菓子も食べるその時がです。
「余計にね」
「糖分の多い日本酒はですね」
「飲む時はあっても」
 まさにそれが今の時だからですが。
「それでもね」
「飲む機会は少ないですね」
「そうしているんだ、美味しいけれどね」
 味は好きなのです、見れば先生はするめを出してそれを肴にして食後のお酒を心から楽しんでいます。
「それでもね」
「控えられてるんですね」
「いつもじゃないよ」 
 むしろ飲む機会は少ないというのです。
「本当にね」
「けれど昔の力士さんは」
「そう、日本にあったお酒はね」
「日本酒ばかりだったから」
「よくなかったんだ」
「お酒が好きですと」
「それこそね」
 まさにというのです。
「糖尿病になる人も多かったんだ」
「実際にね」
「そうだったんだね」
「力士さんもね」
「そうしたことになる人が多かったんだ」
「そう、それとね」
 さらにお話する先生でした。
「大食、大酒はね」
「あまり過ぎるとね」
「よくないっていうね」
「力士さんは食べることもお仕事だけれど」
「それでもだね」
「食べ方が問題なんだよね」
 もっと言うと飲み方もです。
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