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第三部 ZODIAC CRUSADERS
プロローグ 〜JUDAS STRUCK〜
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、一美……)
 そして、後悔しても仕切れない、死ぬよりも辛い絶望と共に。
(“ヴィルヘルミナ……ッ!” )
 ポルナレフは、疵口を何度も抉られるような表情と共に、声無き苦悶を吐き出した。
 血塗れの腕の中で瞳を閉じる、一人の優麗な女性に。
「二人仲良く、地獄に行け」
 昏く澄んだ声と同時に、仮面の男の背後から、
空間を歪める音と共にスタンドが出現する。
 その幻 象(ヴィジョン)は、剥き出しの機器が頭部に埋め込まれた
爬虫類のような形相と半人の躯を寂びた白帯で覆い、
“両方の” 右手首から暗器の氷刃を携える異形の抹 殺 者(エリミネーター)
 しかしその奇異なる外見からは想像を絶する、
今まで倒してきたスタンド使い、紅世の徒共に較べモノにならない程の、
恐るべき 『能力』 の持ち主。
 順を追って説明せねばなるまい。
 彼等に何が在ったのか?
 何を想い、失い、受け入れ、此処まで歩いて来たのか。
 その誓約、衷情、矜持、悲壮、そして真意。



 満天の星々が全て光を失おうとも。
 水が海を覆うように、運命の歯車は途切れない。



 ジョジョの奇妙な冒険×灼眼のシャナ
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『第三部』
ZODIAC(黄 金) CRUSADERS(聖 徒)

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