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機動戦士ガンダムSEED 終わらない戦争
第五話 会敵
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と3分!」

「ラヴクラフトを正対させろ!コンディション・レッド!総員第一戦闘配置!!」

「艦長!α1より通信が入っています!」

「なにぃ?………繋げ!スクリーンに出せ!」

据付けの大型モニタに生真面目そうな軍人が映し出される。

『こちらはザフト所属、ウィルソン隊のハドソンだ。所属、官姓名を名乗られたし!』

「こちらはD.I.V.A.セキュリティ社所属戦闘艦ラヴクラフト。艦長のヴィクトール・フォン・レームブルックだ。貴官は?」

『ウィルソン隊隊長のリチャード・ウィルソンだ。』

いかにも軍人、といった空気を纏う男の眉間には皺が寄っている。なにやら怒りに満ちているようだ。

『諸君らPMC風情がどうしてラクス・クライン議長を誘拐したのかは知らん。要求があるなら聞こう。』

「は?」

ヴィクトールは思わずそう返した。なんでそんな事になっているのか………。

「知らんな、そんな事。」

故に突っぱねた。

『なるほど………ならば臨検に協力して貰おうか。』

「答えはNOだな。」

この艦にはD.I.V.A.セキュリティ社独自の技術も多い。おいそれと部外者、それも専門家を乗せられない。

『仕方がない………実力を持って貴艦を拿捕する。』

「ならばこちらも自衛権を行使するとしよう。」

ヴィクトールは大きく息を吸い、そして、命令を下す。

「MS隊は全機発進。お客さんを歓迎しろ!」
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