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ヨハンだがこんな状況を覆す
コズミック・イラへ
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あってないような物なので気にしない。

「(情報はELSを通じてこちらにもわかる。心配するな)」

「わかった。ゲートを起動してくれ」

 このゲートはELSにも作成可能だが、その分のエネルギーが必要なのだ。
 そして行きは、本拠にあるゲートの動力と融合したELSが安定させてくれている。
 帰りは俺と一体になっているELSが、一緒に作成してくれる事になった。

「転移ゲート作成完了!ヨハ兄行ってらっしゃい!」

「あぁ。行ってくる」

 リンドヴルムに乗った俺は、そのままゲートに突っ込んだ。


 ――――――――――――――

 転移終了後。直ぐに機体を自身の持つ時空間にしまう。
 ELSと融合した俺は、単独で宇宙を闊歩できる。まぁそれなりのエネルギーは必要だが。
 宇宙服も着ず、普段着の状態を記憶しているELSと共に近くの建物に接近する。
(ヨハンの普段着は和服です。革ジャンつける程度はします)

 コロニーらしき物体に触れ、近くに火との気配がない事を確認して侵入する。

 (まるで潜入ミッションだな)

 (???)

 俺の独り言に反応したELSに、独り言の説明をしつつ。眼帯を消す。
 転移で一気に中に入る事は可能だが。リスクがある。
 自身を別空間に転移させ、壁をすり抜ける。

「おっと、重力がちゃんとあるのか…」

 眼帯を再度出し。左目を隠して、町に出て情報を得るために動く。

 ―――――――――――――――――――

 『コズミック・イラ70…。【血のバレンタイン】の悲劇によって、地球、プラント間の緊張は
 一気に本格的武力衝突へと発展した……。』

「成程。この世界はあの…」

 ヨハンの脳裏にSEEDの物語が流れる。
 実はビアンもこの世界の人物を知っており、まさかこんな事があるのかと驚いていた。

「さて、どうするかだな…」

 リンドヴルムは出さない方がいいと、ヨハンは決めた。
 何が起こるかわからなくなってしまうからだ。
 しかし機体が無ければ生きてはいけない。

「よし、まずは人気のない場所を探るか」

 ヨハンは別空間に入っていた。タチハロを出す。
 勿論ここは人のいない建物の屋上である。

「お〜!ここが別世界ですか?」

「あまり大きな声を出すな。どこか一目に付かないところを探れ。
 それと光学迷彩と、ハッキングを許可する。ばれるなよ。通信も開いておけ」

 (わっかりました〜総帥!)

 タチハロは光学迷彩を作動し、どこかの電脳設備にアクセスしにいった。
 一方ヨハンは通貨を獲得(こそ泥と対話)。
 ネットを使用して情報を得る。

 (やはり俺の知識通りか)

 得るべき情報を粗
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